打ち方変えると投げ方変わる? 

2018年07月24日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

高校野球夏の大会は各県で続々と代表校が決まってきていますね!

ただ、とにかく暑い!(;゚Д゚)

プレーする選手も応援する父兄、学生さんも熱中症には本当に気をつけてほしいです。

さて、今回は野球における「打ち方と投げ方の関係」についてのお話です。

今まで右打ちだったのに、最近左打ちに変えました。

学生さんですが、身体の状態に変化があったので、あれ?何か変えた?と聞いたら、打ち方を変えたんです、と話してくれました。

元々、投球時の肩の痛みで来院された学生さんです。

順調に改善していたのですが、練習で球数を投げたら痛みが出たとのことで、状態を確認したところ、前述した流れになりました。

打ち方の変化が身体にどんな変化をもたらすのか?

今回はそんなお話です。

 

左打ちにしたら身体が変わった?

右肩が痛くなったとのことだったので、まず始めに投球動作をしてもらいました。

以前のフォームと比べて、上半身が前に突っ込みやすく左腕が回らないため、胸が張れないフォームになっていました。

急にフォームが変わり、触診すると身体の状態も変わっていたので、右打ちだったよね?と聞いたら、最近、右打ちから左打ちに変えたと教えてくれました。

さて、触診で何を感じたかというと、左肩の「棘下筋」というインナーマッスルの一つが硬くなっていました。

投球動作の特にフォロースルーで肩を支えるために使われる筋肉ですが、この学生さんは右投げなので使いません。

とすると、打ち方を変えたのかな?と考えました。

さらに左打ちで意識していることある?聞くと、

  • 開かないよう、後ろに体重を残している
  • 左手首の「返し」を意識している

以上の2つを特に意識しているとのことでした。

左打ちで後ろ(左足)に体重を残す=右投げで前(左足)に体重が移りやすい、ということになります。

また、左手首の「返し」は少し間違った返し方をしていました。

バットスイングの中で手首を返す際に、手首は小指側に倒れながら返します。

しかし、親指側に倒しながら返していたので、バットスイング中のバットのヘッドが波打っていました。

この返し方だと、左腕をかなり内側に捻じってしまうので、腕が捻じ切れない様に外側に捻じる「棘下筋」が硬く縮んでいたと考えられます。

 

原因が分かれば、あとは改善すればいいだけなので、後ろに体重を残し過ぎなくても開かないようにスイングする方法と手首の返し方を伝えました。

他のスポーツでも同様ですが、一つのプレー、フォームを変えれば、当然やりやすいように身体も変化します。

身体の変化に気づかないと、他のプレー、フォームにも影響が出てしまうので、フォームを変える時は注意しましょうね!

 

横浜市港南区上大岡・港南中央で接骨院、整骨院、整体、マッサージをお探しの方は、上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

スポーツ障害・外傷から、日常的な慢性疲労、交通事故による「むち打ち」など、原因に合わせて改善していきます。

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投げると肩の後ろが痛い!

2018年05月13日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「野球肩」についてのお話です。

投げると肩の後ろの方が痛い、、、

痛みが腕の方まで響く、、、

この2つはどちらも同じものが原因です。

投球動作のメカニズムとそれぞれの筋肉への負荷のかかり方を考えると、分かりやすいです。

投げる時にどのタイミングで傷めやすいか、お話しますね!

 

投げると肩の後ろが痛い!

まずは、肩の後ろにはどんな筋肉があるのかを見てみましょう。

背中の方から見ている図で赤いところは全部筋肉です。

筋肉は皮膚~骨までの間で何層にもなっています。

左肩は浅い層の筋肉、右肩は深い層の筋肉です。

肩の後ろだけ見ても、色々な筋肉がありますね。

 

投球動作において、傷めやすい肩の後ろの筋肉は「棘下筋」という筋肉です。

※青いところが「棘下筋」です。

肩甲骨から腕の骨(上腕骨)にかけて、回り込むように付いています。

どんな働きがあるかというと、「上腕骨を外に捻じる」機能があります。

では、投球動作のどのタイミングで「棘下筋」は働くのでしょうか?

 

投球動作は大きく5つに分けられます。

上記の5つの中で、「加速期~フォロースルー期」にかけてが、一番「棘下筋」を使います。

なぜ「加速期~フォロースルー期」に「棘下筋」が働くのか?

次の二つが主な理由です。

 

1.上腕骨を内側に捻じる

投げる時には腕を思い切り振りますよね?

その時、肩(上腕骨)は内側に強く捻じります。

勢いがついているので、フォロースルーの後半では勢いを止めないと肩が捻じ切れてしまいます。

この時に「棘下筋」が働いて、肩を外側に捻じるように引っ張り返します。

 

2.伸延力が働く

投球動作では、単純な関節の曲げ伸ばしだけではなく、並進力(前に進む力)や遠心力(回る力)を利用して投げています。

並進力・遠心力を、身体からボールに伝えることで、ボールを速く・遠くへ投げられるわけですが、この時に腕が前にすっぽ抜けるような力が働きます。

これを「伸延力」と言います。

肩の筋肉、特に「ローテーターカフ」という肩を支える筋肉群は、「伸延力」が肩に働いている時に、協調して肩が外れない様に引っ張り返します。

この一つが「棘下筋」なんです。

※「ローテーターカフ」についてはこちらをご覧ください。↓↓↓
http://yamada-sekkotsu.com/blog/yakyukata/

 

「棘下筋」は投球動作において、「投げる」より「肩を守る」という役割が大きい筋肉です。

それだけに傷めやすい筋肉なので、肩の後ろに痛みを感じたら、すぐにご相談くださいね。

特に少年野球や中学生で部活をされているお子さん、要注意です。

高校・大学・社会人とそれぞれ野球をされている方で、肩や肘を故障している選手の多くは、少年期に故障した経験があります。

将来に響いてしまうので、絶対に軽く見ないでください。

いつでも上大岡やまだ接骨院までご相談くださいね!

 

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野球肩と肋骨の関係

2018年04月10日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「野球肩」についてのお話です。

野球肩になったら、当然、肩が悪いと思いますよね。

もちろん肩を傷めているのですが、傷めた原因がどこにあるかが重要です。

野球肩と関連する骨や筋肉はいっぱいありますが、特に肋骨との関係についてお話します。

 

野球肩と肋骨の関係

「野球肩」とは、投球動作で肩を傷めることです。

傷めるものには、主に次のようなものがあります。

  • 肩の筋肉(インナーマッスル)
  • 肩の骨
  • 関節唇(軟骨)
  • 靱帯

肘と比べて肩の故障は回復が悪く、プロ野球選手も復帰後の成績が良くないと言われています。

肩は構造と投球メカニズムが複雑な為、一部の組織が壊れると、他に組織にまで影響が出てしまう為と考えられます。

肘や腰など、野球でのケガは他にもありますが、肩は予防が何より大事ですね。

では、本題の「野球肩と肋骨の関係」について。

投球動作は、下半身から上半身へと力を連動させて投げる力をボールに加える、というものです。

投球動作を行う時に、手だけで投げる人はいないですよね?

連動させる上で重要なものが「肋骨」です。

 

 

肋骨は1本1本が、胸の中心の骨から後ろに回って背骨と関節しています。

赤線で囲われているところは「体幹」と呼ばれる部分ですが、肋骨は骨盤や背骨、肩甲骨と筋肉が繋がっていて連動します。

投球動作の一連の流れの中で、「連動する」とは体に捻じれを生じさせることです。

この捻じれを作るために肋骨が重要です。

上の写真はテイクバックから投げ始めているところです。
下半身が回り、続いて上半身が回り出す直前です。

服に斜めのシワがついているのが見えますね。

これが「捻じれ」です。

肋骨の関節が一つずつ動いていくことで、「上半身の捻じれ」が起きます。

捻って反動がつくことで、強く勢いがあるボールを投げられます。

仮に捻じれが無かったとすると、反動がないため、腕の力だけで投げることになり勢いが付きません。

俗に言う「手投げ」です。

 

肋骨がきちんと動いているかを簡単にチェックする方法があります。

それは「深呼吸」です。

両脇に手を添えて、ゆっくり深呼吸してみてください。

息を吸う時に肋骨が膨らんでいくのが分かると思います。

両方同時に同じくらい膨らんでいれば問題ありません。

左だけ膨らんで右が膨らまない、始めに右だけ膨らんで後から左が膨らむ、など左右差や膨らみが悪いという状態の人は問題ありです。

膨らませようと意識すれば膨らみますので、膨らみが悪い人は練習しましょう。

投球動作は身体の各関節のスムーズな連動が大事です。

肋骨は上半身の連動を生むために重要なので、肩や肘だけに意識を向けるのではなく、肋骨も意識しましょう。

 

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投球時の肩の痛み 

2018年03月20日

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横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

イチロー選手が「ふくらはぎの張り」で一時、開幕絶望か?なんてニュースがありましたが、トレーニングで急速に回復し、無事復帰とのことです。

良かった良かった。(^▽^;)

トレーニングって筋肉を硬くするイメージがあるかと思いますが、目的に合わせて正しく行うと、柔軟性が増したり、疲労の回復になります。

イチロー選手は、そういったセルフケアをずーっと毎日続けているんでしょうね。

まさにプロスポーツ選手の鑑です!

さて、そんなこともあり今回は野球のお話です。

「投球時の肩の痛み」は少年期から大人まで、どの年代にも多いものです。

「野球肩」なんて言ったりしますね。

私も高校まで野球をしていたので、肩・肘が痛くてプレーできないのは本当に辛いです。

投球時の肩の痛みについて、やまだ接骨院に来院されたケースも含めてお話します。

 

投球時の肩の痛み(野球肩)

「野球肩」といっても、種類はたくさんあります。

主なものをいくつか挙げます。

  • 腱板断裂(損傷)
  • 関節唇損傷
  • 滑液包炎
  • 骨端線損傷(リトルリーガーズショルダー)
  • インピンジメント症候群

やはり、投球フォームに問題があり、上記の様な「野球肩」になってしまうケースが多く見られます。

この中で今回は「腱板損傷」について、実際のケースをお話します。

 

20代 男性 横浜市港南区 腱板損傷

野球の練習で投球時に肩の痛みを感じて、やまだ接骨院に来院されました。

リリース時に痛みがあり、ゴロ捕球からのスローイングより、キャッチボールの時の方が痛みが強いとのことでした。

結論から言うと、「肩甲下筋」という筋肉を傷めていました。

肩の構造を見てみましょう。

※上図が後ろから、下図が正面から見ています。

筋肉だらけですね。(^▽^;)

投球時に傷めやすい筋肉に「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」があります。

この4つは腕の骨を捻じる筋肉なので、まとめて「回旋筋」(ローテーターカフ)と呼びます。

肩関節における「インナーマッスル」です。

「インナーマッスル」は関節がずれたりしない様に安定させる働きがある一方、薄い筋肉なのであまり大きな力は発揮できません。

投球時には、肩関節に脱臼してしまうような大きな負荷がかかるので、インナーマッスルによって、肩を支えています。

 

この患者さんの場合、骨盤の問題があり、左足が地面に着地した時点で、下半身が回り始めてしまっていました。

上図の「早期コッキング期」の直前です。

本来なら左足が着地してから回り始めます。

着地の時点で回り始めていると、上半身も下半身と同時に回ってしまい、野球の用語でいう「肩が早く開く」フォームになってしまいます。

すると、「捻転からの反動」が利用できないため、腕の力だけで投げてしまいます。

この時に、使う筋肉が「肩甲下筋」です。

※図の青いところが「肩甲下筋」です。

あまり大きな力を持たない「肩甲下筋」で、腕を内側に強く捻じり、ボールを投げようとするので、「肩甲下筋」に無理な負荷をかけ、傷めてしまっていました。

投球フォームには、身体中の関節・筋肉が連動しています。

「野球肩」だとしても、原因が肩にあるとは限りません。

何が原因になっているかを把握してから、フォーム改善等行いましょうね!

 

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野球肩について

2018年02月21日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今朝のニュースで、水中洞窟でマヤ文明の遺跡が発見されたそうです。(;゚Д゚)

化石や神殿が発見されたらしいですが、ワクワクしちゃいます。( ̄▽ ̄)

古代文明とか、ミステリーが大好きなので、続報が楽しみです!(笑)

さて、今回は「野球肩」についてのお話です。

何度も傷めて手術したり、ずーっと放置して投げ続けたら投げられなくなってしまった、など投球障害で悩まれている方は本当に多いです。

ただ、肩自体の回復が見込めなくても、痛みなく投げる方法はあります。

肩を傷めた時に、投球するために必要な要素をお話します。

野球肩が治らない、、、

野球(投球動作)における肩の障害には
SLAPlesion(スラップ損傷)腱板損傷など、様々なものがあります。

やまだ接骨院に来院された患者さんの中にも、中学・高校・大学の間に、肩・肘を手術したことがある方はいます。

特に肩に関しては、復帰までの道のりが長く、完全に回復(感覚的に元通り)に近い状態にすることは難しいとされています。

そのため、野球から違うスポーツへの変更を勧められることもしばしばですが、それでも野球を続けたいと考えて、一生懸命リハビリに励んでいる選手もいます。

靱帯や腱など、傷めた肩の状態を元通りにすることは正直難しいですが、痛みなく投げられるようにすることは十分可能です。

それには「肩以外の関節や筋肉を使って投げること」です。

当たり前なんですが、意外と出来ていないことが多いです。

 

実際に、やまだ接骨院に来院されたケースをお話しますね。

 

・30代 男性 横浜市 投球時の右肩の痛み

中学生の頃から右肩に痛みを感じていて、高校生~大学生の間に肩・肘を手術。

現在まで硬式野球を続けているが、塁間を投げることもままならない為、やまだ接骨院に来院。

特にリリース時に痛みを感じており、タオルピッチングでも痛みを感じる状態でした。

本人も今までの手術歴やドクターからのお話で、肩の痛みを改善することは難しいと思っていたようです。

状態を確認させてもらうと、確かに肩の状態は上に挙げることもスムーズにはいかない状態でした。

ただし、気になったところは「胸椎」という背骨の背中の部分です。

「胸椎」は身体を横に倒したり、捻じったりする機能があります。

投球においても当然、大きく関与しますが、身体を左に捻じる時に「胸椎」の可動範囲が狭くなっていることで、フォロースルーが取れない状態でした。

フォロースルーが取れないということは、リリースポイントが手前になり、球離れが早くなることで手投げになっていました。

そこで、胸椎の体操をしてもらった後にタオルピッチングをしてもらうと、痛みが軽減しました。

「肩だけではなく、胸椎にも肩に負担をかける問題があった」ということです。

やはり肩を傷めると、どうしても「肩」に意識を向けてしまいます。

結果、肩の傷めた組織を治すことに集中してしまい、傷めた要因や他の関節・筋肉の状態が悪いままの為、ある程度「肩」が回復してきても再発してしまいます。

「投球動作」に参加する筋肉や関節を増やすことが重要になってくるので、身体全体から改善していきましょう。

 

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投球時の肩の痛み

2018年01月14日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

身体を動かしたり、勉強した時って、甘いもの欲しくなりますよね~。( ̄▽ ̄)

砂糖たっぷりのお菓子は食べた後で調子が悪くなって後悔するので、そんな時はヨーグルト食べます。

プレーンヨーグルトにハチミツ、きな粉、たまにレーズンなんか入れると美味しいですよ!(^O^)

さて、今回は「投球時の肩の痛みについて」です。

投球時とは野球の投球動作です。

投げた時に肩のどこが痛いのか?

何が原因で痛みを引き起こすのか?

野球特有の傷め方もありますので、やまだ接骨院に来院された実際の症例も含めてお話しますね!

 

投球時の肩の痛み(野球肩)

野球の投げ方って、他の競技にはなかなか無い動きですよね。

バレーボールのアタック、サッカーのゴールキーパー、バドミントンのスマッシュ。

似たような動作はありますが、どれとも違います。

私も坊主頭でした。笑

野球の投球動作において、重要なことは「反射」や「反動」を利用して投げるこです。

  • 「反射」は、熱いものを触ってしまった時に瞬間的にアチッと手を離す、などですね。
  • 「反動」は、高くジャンプしようとした時に膝を曲げて深く沈み込みますよね?予備動作を行うことで高い能力を発揮することです。

 

「反射」「反動」を上手に利用できないと、肩や腕の力で投げてしまいます。

俗にいう「手投げ」です。

投げ過ぎ以外で肩を傷める人は、手投げになっていることが多いです。

大体の方は、フォームに問題があると考えるので、フォームを変えようとするのですが、そこで身体の問題が出てきます。

技術的な問題の場合は、意識して反復すればフォームは変えられますが、身体の問題の場合は意識しても変えられません。

例えば、肩が上がらない人に「肩を高く上げて、肘が下がらない様にしなさい」と教えても上げようがありませんよね。

それどころか、本人は一生懸命上げようとしているのに何度も注意されるとヤル気自体を失いかねません。

では、実際の症例です。

 

20代 男性 野球の投球動作で肩に痛み

右投げの方で、リリースからフォロースルーで痛みを感じるとのこと。

それまで痛みは無かったが、急に痛くなったそうです。

結論から言うと、この患者さんは「インピンジメント症候群」というもので、棘上筋という肩の筋肉の腱を傷めていて、原因は「骨盤の左右差」でした。

※「インピンジメント症候群」についてはこちらをご参照ください。
http://yamada-sekkotsu.com/blog/%E9%87%8E%E7%90%83%E8%82%A9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%EF%BC%81/

 

骨盤の左右差があることで姿勢が悪くなり、右肩の骨の位置関係が正常な位置に無い状態でした。

そのせいで肩が上がらず、棘上筋を傷めていました。

また、投球フォームも見せて頂きましたが、反射を利用できないことで「手投げ」になっていました。

リリース時に肩は最も外側に捻じれますが、この「捻じる」ことが反射を利用できない理由でした。

ここまで分かれば、それぞれの問題を解決すればいいので、改善は難しくありません。

肩に必ず問題があるわけでもなく、肩以外だけの問題でもない症例でした。

 

しっかり原因を突き止めて対処していけば、肩の痛みは改善出来ます。

おかしいなと感じたら、一度フォームや身体の状態を確認してみましょう。

 

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投手トレーニングセミナー参加してきました!

2017年11月27日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

ようやく気候が安定してきましたね~。

暑かったり寒かったり、、、

着るものも困るし、不安定が一番嫌ですよね。(^^;)

昨日は船堀駅まで
「投手の為のトレーニングセミナー」に参加してきましたが、

トレーニングメインなので、動かしやすい服装での
参加だったのですが、薄着だと行くまで寒いかなー
とか、考えてしまいました。(^▽^;)

今回は参加してきたトレーニングセミナーの
お話です(^-^)

 

投手の為のトレーニングセミナー

講師をして頂いたのは、中野 崇さん。

プロ野球選手の野上亮磨投手をサポートしている方
です。

野上投手は今、FAで話題になっていますね!

今年は確かキャリアハイの成績を残していたので、
今後の動向が注目されています。

他にも、ブラインドサッカー日本代表のフィジカル
コーチなど、様々なスポーツに携わっている方です。

今回のセミナーは、「投手」にスポットを当てた
トレーニングでした。

プロ野球選手は2月にキャンプインしますが、その前
に1月頃から各自で「自主トレ」を行います。

中野さんがその自主トレに帯同し、実際に選手たちが
行っていたトレーニングを私もやってきました。

最初に言われましたが、やり方や回数も「プロ基準」
なので、そりゃキツイ!!(;゚Д゚)

今日はバッチリ筋肉痛です。( ̄▽ ̄)

それぞれのトレーニングはどんな意味があるのか?

「体幹を鍛えた方がいい!」

「下半身を使いなさい!」

よく聞くフレーズですよね。

 

なぜ、体幹を鍛えた方がいいのか?

下半身を使うとはどんなことなのか?

投げることにおいて、どんなメリットがあるのか?

これらを突き詰めて、「センス」といった曖昧な表現
を一切排除し、すべて理屈で説明できる内容でした。

選手からも結構聞きますが、
あの選手がやっていたからこのトレーニングやろう、
と指導者から指示されたことありませんか?

その選手にとって、何が足りないから、何をする必要
があるのか。

いくらプロ野球選手がやっていたトレーニングだと
しても、その選手に必要なければ意味ないですよね。

身体の状態・使い方を把握した上で、足りない筋力や
柔軟性を出すためのトレーニングを行う。

そのためのトレーニングセミナーでした。

 

今日から早速、野球をしている患者様に還元して
いきたいと思います!(^O^)

日々、アップデートしていきますので、野球に
関するご質問・お悩みあれば、やまだ接骨院まで
いつでもご相談ください(^_^)

 

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お探しの方は、やまだ接骨院までご相談ください。

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野球肩について

2017年08月29日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

甲子園も終わり、どのチームも世代交代してますね。

それまでは上級生の登板機会が多かったものが、新チームになり、急に2年生投手の負担が増えます。

特に中学生は身体もまだ未発達なので、野球肩・野球肘になってしまう患者さんは本当に多いです(>_<)

少しでも野球肩・野球肘の予防に繋がればと思いますので、今回は野球肩についてのお話です。

 

野球肩について

野球肩≠投球障害による肩の痛みということでお話します。

野球肩には、インピンジメント症候群、関節唇損傷、靱帯損傷、腱板損傷・断裂など

色々な障害があります。

これらの障害が起きてしまったほとんどの選手に共通して言えることは
肩以外に問題があるということです。

 

肩以外の問題には何があるかというと、例えば、「肩の高さの違い」です。

 

やまだ接骨院に来院された患者さんを例にして、説明しますね。

 

10代 男性 硬式野球選手 投手 右投げ右打ち 野球肩 

小学生から野球を始め、中学生に上がったタイミングで硬式野球に移行しました。

小学生からずっと投手をしていたそうです。

3年生の引退を機に登板回数が増え、フォームの変更も重なり、試合中の投球で右肩の痛みを感じ、接骨院に受診したが改善しないため、やまだ接骨院に来院されました。

 

肩の状態を確認したところ、肩を上げていく途中で痛みを感じていました。

また、投球動作ではリリースより、テイクバックとフォロースルー時に痛みがありました。

 

身体の状態を確認すると、後ろから背中を見た時に右肩が下がり、明らかに左右の肩甲骨の高さが違っていました。

2cmくらいは右の肩甲骨の方が下がっていました。

この状態では、いくら本人が意識しても投球時に肘が下がってしまい、肩に負担をかけるフォームになってしまいます。

 

フォームを監督・コーチから変えるように言われていたとのことでしたが、身体に問題があっては、フォームは改善できません。

なので、まずは身体のバランスを改善できるように施術し、セルフケアを教えました。

2回目に来院された時は、肩甲骨の左右差はだいぶ改善し、肩を上げていく時の痛みも無くなっていました。

もちろん、肩や姿勢を支える筋力を付けないと維持することは難しいので、まだまだですが、

症状は肩甲骨の高さを直すだけでも軽減できるんです。

他にも股関節や足首など、肩に影響を与える関節や筋肉はたくさんありますが、一つの例として「肩甲骨の高さ」を挙げてみました。

 

あなたのお子さんの肩・肘は大丈夫でしょうか?

野球肩・野球肘に一番早く気づいてあげられるのは親御さんです。

もし痛みや違和感を感じているようなら、早めにご来院ください。

 

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院では野球肩・野球肘に対して、原因から適切に治療・リハビリを行います。

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野球肩・投球時の痛み

2017年08月5日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

久しぶりの野球関連投稿です(^O^)

もうすぐ甲子園始まりますしね!

 

ただの野球好きな感じですが、投稿はまじめに書いてますのでご安心ください(^^;)

最近、肩が痛い野球少年めっちゃ多いです。

野球に携われるのは嬉しい限りですが、痛みを抱えた選手が多いことはちっとも嬉しくありません。(+_+)

理想は傷める前ですが、もし傷めてしまったらすぐに来てほしいです。

ベストよりベターが大事ですね。

野球肩・投球時の痛み

今回のお話は、あまり特定の筋肉とか腱とかって話ではありません。

その前の原因のお話です。

 

投手で投げ過ぎて肩を傷めてしまったと感じている選手は多いと思いますが、

子供~大人まで診させて頂いて感じることは、

「投げ過ぎ」よりも「投球フォームの問題」が多いことです。

 

しかも、「フォームの問題」も技術より、身体に原因があることが多い、というより大半がそうです。

身体に原因とは何かというと、例えば投球する肩の下げる筋肉が硬くなってしまっていたら、

投球時に肩が上がらない=肘が下がるフォームになりますよね?

これは意識や技術の問題ではなく、身体の柔軟性や可動域、筋力などで分かっていてもフォームを変えられないんです。

そしたら、やるべきことは決まってきますよね。

シャドウピッチングなどをするより、身体の改善をするべきなんです。

 

肩の筋肉を例に挙げましたが、肩の筋肉が硬くなる原因が別にあることも多くみられます。

 

先日、やまだ接骨院に来院された横浜市在住の中学生の患者さんで、

野球でボールを投げていて、肩が上がりづらく、痛くなってしまったが、以前から繰り返しているとのことでした。

この患者さんは肩の筋肉を傷めていましたが、原因は股関節にありました。

なので、股関節を施術したら、肩はしっかり上がるようになりました。(この1回で完治したわけではありません)

 

このように原因を見極めて対処していかないと、野球肩・投球時の痛みは改善されません。

身体の問題なら身体を改善する

技術・意識の問題なら技術・意識を改善する

当たり前のことですが、混同してしまうことが多いので、区別して対処しましょう。

 

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院では野球肩や野球肘のほか、スポーツ障害に対しても

原因から適切に処置していきます。

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昔傷めた野球肩の痛みは今からでも治るのか?

2017年07月21日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

もうすぐ学生は夏休み(≧▽≦)

関東は梅雨明けも発表されて、夏本番ですね!!

ただ、暑さでグッタリしてしまうことも、、、

高校時代にこんな暑さの中、毎日グラウンドで野球の練習していたかと思うと

よくやっていたな~と我ながら思います(笑)

さて今回のテーマは、、、

昔傷めた野球肩の痛みは今からでも治るのか?

実際に来院された患者さんを例にして、お話します。

40代 男性 右肩痛 

学生の時から野球を続けていて、ブランクがありながらも社会人になって継続中。

学生時から肩を傷めていたが、根本的な治療はせず、なんとか続けていた状態。

社会人になって再び野球を始めたが、肩の痛みが強く、

全力で投げられないため、やまだ接骨院へ来院。

 

まずは右肩がどんな状態だったかというと、肩の後ろの筋肉である「棘下筋」が、

それはもうガッチガチに固まっていました。(+_+)

「棘下筋」は外旋(腕を外向きに捻じること)する筋肉です。

棘下筋が硬くなることによって、外旋の反対の内旋(腕を内向きに捻じること)が、

左と比べて半分くらいの可動範囲しかない状態でした。

大きく内旋が出来ないので、手首や指の力で投げていたため、

前腕の筋肉も固まっていました。

 

もうこうなると痛いわ動かないわで、半分くらいの力でしか投げられません。(T_T)

 

では、肝心の改善方法です!

身体全体を観察した時に、どこに問題があったかというと「股関節と背中」です。

股関節の柔軟性、特に右側が開かなくなっていたため、身体の右側全体が内側に捻じれている状態でした。

またお仕事がらもあり、背中が丸くなり簡単に言うと猫背になっていました。

 

なので、棘下筋の柔軟性を出しつつ「股関節と背中」を改善するように施術とリハビリを行いました。

結果ですが、最初にあった肩の痛みはほぼ改善しました。

もちろん期間はそれなりにかかりました。(2か月半くらい)

 

テーマに戻りますが、昔傷めた肩の痛みは今からでも治るのか?の答えは、、

基本的に治ります。

 

なぜかというと、大半の野球肩の痛みは肩以外に原因があるからです。

傷めた当時に肩しか処置しておらず、身体全体を診て、
原因を改善していないために痛みが残っているんですね。

なので、筋肉や腱が完全に切れていたり、骨が変形を起こしていない限りは、

原因だった身体の箇所を改善すれば、過去のケガでも痛みはとれます。

 

もしあなたが以前に野球肩になり、今でも痛みが残っていたとしても諦めるのは早いです。

しっかり原因を見極めてリハビリすれば、改善する可能性は十分あります。

 

本気で改善したいと思っているあなたはすぐにご連絡ください。

横浜市港南区上大岡やまだ接骨院では、あなたの問題解決に全力でサポートします!

 

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