投球時の肩の痛み 

2018年03月20日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

イチロー選手が「ふくらはぎの張り」で一時、開幕絶望か?なんてニュースがありましたが、トレーニングで急速に回復し、無事復帰とのことです。

良かった良かった。(^▽^;)

トレーニングって筋肉を硬くするイメージがあるかと思いますが、目的に合わせて正しく行うと、柔軟性が増したり、疲労の回復になります。

イチロー選手は、そういったセルフケアをずーっと毎日続けているんでしょうね。

まさにプロスポーツ選手の鑑です!

さて、そんなこともあり今回は野球のお話です。

「投球時の肩の痛み」は少年期から大人まで、どの年代にも多いものです。

「野球肩」なんて言ったりしますね。

私も高校まで野球をしていたので、肩・肘が痛くてプレーできないのは本当に辛いです。

投球時の肩の痛みについて、やまだ接骨院に来院されたケースも含めてお話します。

 

投球時の肩の痛み(野球肩)

「野球肩」といっても、種類はたくさんあります。

主なものをいくつか挙げます。

  • 腱板断裂(損傷)
  • 関節唇損傷
  • 滑液包炎
  • 骨端線損傷(リトルリーガーズショルダー)
  • インピンジメント症候群

やはり、投球フォームに問題があり、上記の様な「野球肩」になってしまうケースが多く見られます。

この中で今回は「腱板損傷」について、実際のケースをお話します。

 

20代 男性 横浜市港南区 腱板損傷

野球の練習で投球時に肩の痛みを感じて、やまだ接骨院に来院されました。

リリース時に痛みがあり、ゴロ捕球からのスローイングより、キャッチボールの時の方が痛みが強いとのことでした。

結論から言うと、「肩甲下筋」という筋肉を傷めていました。

肩の構造を見てみましょう。

※上図が後ろから、下図が正面から見ています。

筋肉だらけですね。(^▽^;)

投球時に傷めやすい筋肉に「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋」があります。

この4つは腕の骨を捻じる筋肉なので、まとめて「回旋筋」(ローテーターカフ)と呼びます。

肩関節における「インナーマッスル」です。

「インナーマッスル」は関節がずれたりしない様に安定させる働きがある一方、薄い筋肉なのであまり大きな力は発揮できません。

投球時には、肩関節に脱臼してしまうような大きな負荷がかかるので、インナーマッスルによって、肩を支えています。

 

この患者さんの場合、骨盤の問題があり、左足が地面に着地した時点で、下半身が回り始めてしまっていました。

上図の「早期コッキング期」の直前です。

本来なら左足が着地してから回り始めます。

着地の時点で回り始めていると、上半身も下半身と同時に回ってしまい、野球の用語でいう「肩が早く開く」フォームになってしまいます。

すると、「捻転からの反動」が利用できないため、腕の力だけで投げてしまいます。

この時に、使う筋肉が「肩甲下筋」です。

※図の青いところが「肩甲下筋」です。

あまり大きな力を持たない「肩甲下筋」で、腕を内側に強く捻じり、ボールを投げようとするので、「肩甲下筋」に無理な負荷をかけ、傷めてしまっていました。

投球フォームには、身体中の関節・筋肉が連動しています。

「野球肩」だとしても、原因が肩にあるとは限りません。

何が原因になっているかを把握してから、フォーム改善等行いましょうね!

 

横浜市港南区上大岡・港南中央で接骨院、整骨院、整体院、マッサージをお探しの方は、上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

スポーツ障害・外傷から、日常的な慢性疲労、交通事故による「むち打ち」など、原因に合わせて改善していきます。

ご予約・お問い合わせはこちらから ↓↓↓↓↓
http://yamada-sekkotsu.com/access/#mailform