野球肩と肋骨の関係

2018年04月10日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「野球肩」についてのお話です。

野球肩になったら、当然、肩が悪いと思いますよね。

もちろん肩を傷めているのですが、傷めた原因がどこにあるかが重要です。

野球肩と関連する骨や筋肉はいっぱいありますが、特に肋骨との関係についてお話します。

 

野球肩と肋骨の関係

「野球肩」とは、投球動作で肩を傷めることです。

傷めるものには、主に次のようなものがあります。

  • 肩の筋肉(インナーマッスル)
  • 肩の骨
  • 関節唇(軟骨)
  • 靱帯

肘と比べて肩の故障は回復が悪く、プロ野球選手も復帰後の成績が良くないと言われています。

肩は構造と投球メカニズムが複雑な為、一部の組織が壊れると、他に組織にまで影響が出てしまう為と考えられます。

肘や腰など、野球でのケガは他にもありますが、肩は予防が何より大事ですね。

では、本題の「野球肩と肋骨の関係」について。

投球動作は、下半身から上半身へと力を連動させて投げる力をボールに加える、というものです。

投球動作を行う時に、手だけで投げる人はいないですよね?

連動させる上で重要なものが「肋骨」です。

 

 

肋骨は1本1本が、胸の中心の骨から後ろに回って背骨と関節しています。

赤線で囲われているところは「体幹」と呼ばれる部分ですが、肋骨は骨盤や背骨、肩甲骨と筋肉が繋がっていて連動します。

投球動作の一連の流れの中で、「連動する」とは体に捻じれを生じさせることです。

この捻じれを作るために肋骨が重要です。

上の写真はテイクバックから投げ始めているところです。
下半身が回り、続いて上半身が回り出す直前です。

服に斜めのシワがついているのが見えますね。

これが「捻じれ」です。

肋骨の関節が一つずつ動いていくことで、「上半身の捻じれ」が起きます。

捻って反動がつくことで、強く勢いがあるボールを投げられます。

仮に捻じれが無かったとすると、反動がないため、腕の力だけで投げることになり勢いが付きません。

俗に言う「手投げ」です。

 

肋骨がきちんと動いているかを簡単にチェックする方法があります。

それは「深呼吸」です。

両脇に手を添えて、ゆっくり深呼吸してみてください。

息を吸う時に肋骨が膨らんでいくのが分かると思います。

両方同時に同じくらい膨らんでいれば問題ありません。

左だけ膨らんで右が膨らまない、始めに右だけ膨らんで後から左が膨らむ、など左右差や膨らみが悪いという状態の人は問題ありです。

膨らませようと意識すれば膨らみますので、膨らみが悪い人は練習しましょう。

投球動作は身体の各関節のスムーズな連動が大事です。

肋骨は上半身の連動を生むために重要なので、肩や肘だけに意識を向けるのではなく、肋骨も意識しましょう。

 

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