投げると肩の後ろが痛い!
2018年05月13日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)
今回は「野球肩」についてのお話です。
投げると肩の後ろの方が痛い、、、
痛みが腕の方まで響く、、、
この2つはどちらも同じものが原因です。
投球動作のメカニズムとそれぞれの筋肉への負荷のかかり方を考えると、分かりやすいです。
投げる時にどのタイミングで傷めやすいか、お話しますね!
投げると肩の後ろが痛い!
まずは、肩の後ろにはどんな筋肉があるのかを見てみましょう。
背中の方から見ている図で赤いところは全部筋肉です。
筋肉は皮膚~骨までの間で何層にもなっています。
左肩は浅い層の筋肉、右肩は深い層の筋肉です。
肩の後ろだけ見ても、色々な筋肉がありますね。
投球動作において、傷めやすい肩の後ろの筋肉は「棘下筋」という筋肉です。
※青いところが「棘下筋」です。
肩甲骨から腕の骨(上腕骨)にかけて、回り込むように付いています。
どんな働きがあるかというと、「上腕骨を外に捻じる」機能があります。
では、投球動作のどのタイミングで「棘下筋」は働くのでしょうか?
投球動作は大きく5つに分けられます。
上記の5つの中で、「加速期~フォロースルー期」にかけてが、一番「棘下筋」を使います。
なぜ「加速期~フォロースルー期」に「棘下筋」が働くのか?
次の二つが主な理由です。
1.上腕骨を内側に捻じる
投げる時には腕を思い切り振りますよね?
その時、肩(上腕骨)は内側に強く捻じります。
勢いがついているので、フォロースルーの後半では勢いを止めないと肩が捻じ切れてしまいます。
この時に「棘下筋」が働いて、肩を外側に捻じるように引っ張り返します。
2.伸延力が働く
投球動作では、単純な関節の曲げ伸ばしだけではなく、並進力(前に進む力)や遠心力(回る力)を利用して投げています。
並進力・遠心力を、身体からボールに伝えることで、ボールを速く・遠くへ投げられるわけですが、この時に腕が前にすっぽ抜けるような力が働きます。
これを「伸延力」と言います。
肩の筋肉、特に「ローテーターカフ」という肩を支える筋肉群は、「伸延力」が肩に働いている時に、協調して肩が外れない様に引っ張り返します。
この一つが「棘下筋」なんです。
※「ローテーターカフ」についてはこちらをご覧ください。↓↓↓
http://yamada-sekkotsu.com/blog/yakyukata/
「棘下筋」は投球動作において、「投げる」より「肩を守る」という役割が大きい筋肉です。
それだけに傷めやすい筋肉なので、肩の後ろに痛みを感じたら、すぐにご相談くださいね。
特に少年野球や中学生で部活をされているお子さん、要注意です。
高校・大学・社会人とそれぞれ野球をされている方で、肩や肘を故障している選手の多くは、少年期に故障した経験があります。
将来に響いてしまうので、絶対に軽く見ないでください。
いつでも上大岡やまだ接骨院までご相談くださいね!
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