肉離れが夏に多い理由
2026年08月5日

「ジャンプした着地で太ももの裏に激痛が走った…」
このような肉離れは、実は夏場に多く発生します。
スポーツをしている学生だけでなく、久しぶりに運動を始めた大人の方にも多いケガです。
今回は、なぜ夏に肉離れが増えるのか、そして肉離れをした時に最も大切なことについて解説します。
肉離れとは?
肉離れとは、筋肉が急激に引き伸ばされることで、筋線維が部分的または完全に損傷してしまうケガです。
特に多い部位は、次の3つ。
- ふくらはぎ(腓腹筋、ヒラメ筋)
- 太ももの裏(ハムストリングス)
- 太ももの前(大腿四頭筋)
ダッシュやジャンプ、急な方向転換など、一瞬で大きな力が加わる動作で発生しやすい特徴があります。
なぜ夏に肉離れが増えるの?
① 暑さによる疲労の蓄積
夏は気温が高く、身体は体温を調節するために多くのエネルギーを消費しています。
そのため、
- 疲労が抜けにくい
- 集中力が低下する
- 筋肉の反応が鈍くなる
といった状態になりやすく、筋肉へ過度な負担がかかった際に肉離れを起こしやすくなります。
② 水分・ミネラル不足
筋肉は収縮・弛緩する際にミネラル分を使います。
大量に汗をかくことで、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質も失われます。
すると、
- 筋肉がつりやすい
- 柔軟性が低下する
- 筋肉が正常に収縮できない
といった状態になり、急な動きに筋肉が耐えられず損傷することがあります。
③ 夏休みの練習量増加
学生では、
- 夏休みの合宿
- 大会前の強化練習
- 試合数の増加
などにより、普段以上に筋肉へ負担がかかります。
疲労が十分に回復しないまま練習を続けることで、肉離れを起こしやすくなります。
特に普段、ストレッチ等が習慣になっていない人は要注意です。
肉離れは「早い処置」が重要!
肉離れで最も重要なのは、受傷直後の処置です。
「少し痛いけど歩けるから様子を見よう」
「大会が終わってから受診しよう」
と自己判断で放置すると、筋肉の損傷部に出血や炎症が広がり、回復までの期間が大きく延びることがあります。
処置が1日遅れると、回復は1週間延びると考えてください。
肉離れは、受傷したその日、遅くても翌日までに適切な処置を受けることが、回復への大きなポイントになります。
損傷の程度を見極めることが重要です
肉離れには軽症から重症までさまざまな程度があります。
例えば、
- 軽い筋線維の損傷
- 筋肉の部分断裂
- 筋肉が完全に断裂している状態
では、必要な施術や復帰までの期間はまったく異なります。
そのため、「肉離れですね」だけではなく、
どの筋肉の、どの部分を、どの程度損傷しているのか
を正確に評価することが重要です。
適切な判断ができなければ、痛みも長引き、復帰を急いで再発してしまう可能性もあります。
再発率が高いケガだからこそ注意
肉離れはスポーツ障害の中でも再発しやすいケガとして知られています。
その理由は、
- 痛みがなくなっただけで運動を再開してしまう
- 筋力や柔軟性が回復していない
- 根本的な原因が改善されていない
ことが多いためです。
一度再発すると、同じ部位を繰り返し傷めたり、以前より重症化したりするケースも少なくありません。
本当の原因は筋肉だけではありません
肉離れは筋肉のケガですが、原因が筋肉だけとは限りません。
一部の筋肉(肉離れする筋肉)へ負担が集中しやすい原因として、例えば、
- 股関節の硬さ
- 骨盤の左右差
- 姿勢の崩れ
- 体幹の筋力低下
- 身体の使い方のクセ
などがあると、肉離れを起こしやすくなります。
そのため、痛みのある部位だけではなく、全身のバランスを確認することが再発予防には欠かせません。
当院の肉離れに対する考え方
上大岡やまだ接骨院では、肉離れをした筋肉だけを見るのではなく、
- 受傷時の状況
- 損傷の程度
- 関節の動き
- 筋肉の柔軟性
- 骨盤や姿勢のバランス
まで確認し、一人ひとりに合わせた施術を行います。
また、競技復帰や運動再開に向けて、
- いつ歩行を増やすのか
- いつジョギングを始めるのか
- いつ全力プレーに戻れるのか
といった段階的な復帰プランを、スポーツの特性や仕事の内容など、本人の希望に沿ってご提案し、安心してスポーツへ復帰できるようサポートしています。
まとめ
夏は、
- 暑さによる疲労
- 水分・ミネラル不足
- 練習量の増加
などが重なり、ふくらはぎや太ももの肉離れが起こりやすい季節です。
そして何より重要なのは、肉離れは受傷後の初期対応で回復期間が大きく変わるということです。
「少し痛いだけだから大丈夫」と自己判断せず、できるだけ早く状態を確認し、適切な処置を受けることが早期回復と再発予防につながります。
上大岡で肉離れによる痛みやスポーツ中のケガでお困りの方は、お気軽に上大岡やまだ接骨院までご相談ください。







