転んで手をついたのに胸が痛い!(>_<)

2018年07月9日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

いよいよ夏の高校野球大会が始まりました!

先日もトレーナーとして、野球部のサポートに行ってきました。

去年の大会から早一年。

高校生はどんどん成長しますね!

練習態度や考え方が変わったことが見ていてもよく分かります。

ケガ無く大会を迎えて、力を出し切ってほしいですね!(^O^)

さて、今回は「転倒した時のケガ」についてのお話です。

転んで手をついた時に手首が痛くなるのは、不思議ではないですよね?

でも、胸が痛くなると、なんでだろう? ぶつけたのかな?

と不思議に思われる方が多いです。

実際はちゃんと理由があるので、やまだ接骨院に来院されたケースを例にお話しますね。

 

転んで手をついたのに胸が痛い!

では、実際のケースからお話します。

・60代 女性 畑仕事をしていて、転倒し手をつく

畑仕事でロープに足が引っかかり、前に転倒してしまい、右手を前についた時に傷めたとのことでした。

自覚症状は、右胸あたりの痛みを感じていました。

確認させて頂くと、右の「肋間筋」という筋肉を傷めていました。

「肋間筋」とは、読んで字の如くですが、肋骨の間にある筋肉です。

スペアリブですね。( ̄▽ ̄)

図の青いところが「肋間筋」です。

肋間筋が伸び縮みすることで、呼吸が出来ます。

では、なぜ転んで手をついた時に「肋間筋」を傷めたのでしょうか?

 

順を追って説明します。

まず、転んで手をつくと、衝撃は肩まで響きます。

もちろん身体を守るために反射的に手をつくので、かなり力みます。

この時、肩がずれたりしないように(脱臼しないように)肩関節周りの筋肉が一気に縮むのですが、肩の筋肉の一つに「小胸筋」という筋肉があります。

図の青いところが小胸筋です。

「小胸筋」は肩甲骨~肋骨にくっついています。

手をついたことにより、「小胸筋」が急激に縮んだことで、肋骨が引き上げられてしまい、肋骨の間にある「肋間筋」が引き伸ばされ、傷んでしまったんですね。

 

「肩関節」は肩甲骨と上腕骨で作られていますが、二つとも、色々な骨に向かって筋肉がくっ付いています。

上半身はもちろん、骨盤にまで筋肉がくっついているので、色々なところに影響を与えます。

肩を傷めるようなケガをすると、身体の他の場所まで痛くなる理由の一つです。

転んで手をついた場合、傷めるのは手や肩だけとは限りません。

数日してから、肩以外に痛みを感じ始めることも珍しくありませんので、あまり痛いところが無いから大丈夫、と油断しないでくださいね!

早めの処置が大事ですから、おかしいな?と感じたら、すぐにご相談ください。

 

横浜市港南区上大岡・港南中央で接骨院、整骨院、整体、マッサージをお探しの方は、上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

スポーツ障害・外傷から、日常的な慢性疲労、交通事故による「むち打ち」など、原因に合わせて改善していきます。

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