投球動作(フォーム)のお話
2018年10月21日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)
今回は「投球フォームについて」のお話です。
先日も野球部の高校生から投球フォームについての相談を受けました。
「投げた後に身体が左に流れてしまうんです、、、」
右投げの投手でしたが、投球動作の最後、フォロースルー時に身体が左に流れてしまって安定しない、という相談でした。
「左に流れる」とはこんな感じですね。
左足の小指の方に体重が移り、親指が浮いています。
膝も外に向いていますね。
では、なぜ身体が左に流れてしまうか?
まずはそこを突き止めないと、修正は出来ません。
投球フォームを確認すると、2つ問題点がありました。
①ステップ足の向き
左足のステップ足がホームベースより右打者側に向く、つまりインステップになっていました。
右投手の場合、ステップ後からリリースにかけて、左の股関節を軸に身体が回旋します。
インステップになると、その分、股関節を大きく回さなければ、ホームベース方向に身体が向いていきません。
股関節を大きく回すためには、通常より柔軟性や筋力が必要になります。
柔軟性や筋力が足りないと、身体が回り切らないため、回旋をカバーしようと身体を左に倒して手投げになります。
身体を左に倒すことで、フォロースルー時に身体が左に流れてしまうんですね。
②体重移動
2つ目は右足から左足への体重移動です。
左足がしっかりホームベース方向に向く前に体重移動してしまうことで、インステップしやすく、上半身が早く前に倒れてしまいます。
野球の表現でいう「右足のタメが無い」「上半身が突っ込む」といった状態です。
相談を受けた選手は、キャッチボールではそうでもないけど、マウンドから投げると左に流れる、と話していました。
これはマウンドの「傾斜」により、後ろから前へ体重移動しやすいためです。
特に2つ目の体重移動が原因と考えられたので、体重移動の修正をしました。
体重移動を修正するためには、右足に体重を残せばいいのですが、そう簡単にはいきません。
右足に体重を残そうとすると、左足がホームベース方向に向かず、インステップになります。
また体重を残しつつ、左足を真っすぐ踏み出そうとすると、今度は左足の着地時に下半身(骨盤)が早く回ってしまい、身体が開いた状態になります。
つまり、右足に体重を残したまま、真っすぐ左足を着地できないといけません。
それには骨盤の回旋を支えるための筋力と、左足の股関節の柔軟性が必要になります。
選手には、この2つを重点的にトレーニングしてもらいました。
筋力、柔軟性、技術、感覚など様々な要素が組み合わさって、投球フォームは作られています。
投球フォームを変えるためには、どこに問題があり、問題の原因を突き止めることが必須です。
分かっちゃいるけど修正できない悪癖にも必ず原因がありますので、原因を理解して、取り組んでみてくださいね!
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