「肉離れ」

2018年03月7日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

あk

赤いところは全て筋肉ですが、「半腱様筋」は青いところです。

「半腱様筋」の中の緑○のところを肉離れしていました。

では、一つずつ解説します。

 

まず、傷めたキッカケですが、急に走り出したことにより、急激に筋肉が収縮しながら伸ばされて切れてしまったんですね。

ここポイントです。

筋肉は「縮もうとしながら、伸ばされる」時が、一番大きな筋力を使います。

ただ縮めるよりも、相当力が入ります。

最も傷めやすい力の入り方ですね。

ちなみに「縮もうとしながら、伸ばされる」力の入れ方を「遠心性収縮」、そのまま縮んでいくことを「求心性収縮」と言います。

 

傷めてるものが筋肉、正確に言うと「筋線維」だと判断するには、ストレッチテストと筋力テストを行いました。

  • 筋肉に力を入れると痛い
  • ストレッチする(伸ばす)と痛い
  • 筋肉部分に圧痛(押すと痛い)

テストを行い、3つが認められたからです。

※肉離れの分類はこちらをご覧ください。
⇨⇨⇨ 肉離れの見極め方 やまだ接骨院公式ブログ

 

次に治療です。

肉離れで大事なことは、「固定」をすること。

それも、ただ包帯等でグルグル巻きにすれば良いわけではなく、切れた筋線維を寄せるように固定する事です。

この患者さんの場合は、「半腱様筋」の上の方を傷めていたので、下から上に向かって固定しました。

また傷めた箇所やお仕事等を考慮して、部分的なテーピングサポーターにしました。

また、「炎症」という痛みや腫れを伴う反応が起きるので、「アキュースコープ」という医療機器で組織の修復を促します。

よくある「低周波」のようなビリビリ感じるものとは違うので、痛くはありません。

 

組織の修復が進んだらリハビリをしますが、「半腱様筋+協力して動く筋肉」をリハビリします。

リハビリは筋肉の柔軟性と筋力、周りの筋肉とのバランスを取り戻すことです。

身体はどの動作でも、色々な筋肉・関節が連動しています。

傷めた筋肉のリハビリはもちろんですが、連動する筋肉も同時にリハビリしないと、再発する原因になりかねません。

 

以上が肉離れにおける検査から治療までの流れです。

肉離れは再発がとても多いケガです。

再発のリスクを考えて、しっかり治しましょうね!

 

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