足首の捻挫

2018年03月8日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

さて、今回は「足首の捻挫」についての症例報告です。

整形外科に受診してから、やまだ接骨院に来院されたケースです。

どんな診断で、どのような処置・指示があり、なぜ整形外科に受診した後に、やまだ接骨院に来院されたのか?

同様のケースは多くありますので、その中の一例をご紹介します。

 

足首の捻挫(症例報告)

・30代 男性 横浜市港南区 フットサル中に足首を捻挫

フットサル中に足首にスライディングを受けて捻挫してしまいました。

捻挫してすぐに整形外科に受診し、捻挫と診断。湿布とサポーターで様子を見るように指示を受けたとのことでした。

その後、約1ヵ月経っても足首の痛みが引かず、再度、整形外科に受診するも同様の指示だったため、フットサルへの復帰に不安を感じ、やまだ接骨院に来院されました。

来院時の主な症状は以下の3つ。

  • 足首の内側と外側に痛み
  • 足首の可動域制限(関節が自由に動かない)
  • 歩いていても痛い
  • 足首の腫れ

状態を確認すると、足首の靱帯損傷と足首の関節アライメントがズレていました。

では、一つずつご説明しますね。

 

1.靱帯損傷

足首の内側の靱帯と外側の靱帯が傷んでいました。

足首の靱帯を図で見てみましょう。

右足首を上の図が外くるぶし側から、下の図が内くるぶし側から見ています。

図の青いところが傷めてしまった靱帯です。(ちなみに白いヒモみたいなものは、ほとんど靱帯です。)

上図では、外側の「前距腓靭帯」「踵腓靱帯」の2つを傷めています。

2つとも足首が内側を向かない様に補強している靱帯ですが、「前距腓靭帯」は斜め方向、「踵腓靱帯」は真横方向を特に補強しています。

下図では、内側の「内側(三角)靱帯」の中の「脛舟部」というところを傷めています。

内側靱帯は足首が外を向かない様に補強していますが、「脛舟部」は斜め方向にも向かない様に補強しています。

 

本来、足首を内側に捻るだけなら外側靱帯のみ捻挫するのですが、この患者さんはスライディングをスネ側に受けたことで、足首の骨が回転してしまい、内側の靱帯まで傷めてしまいました。

 

2.関節アライメント

足首の関節は骨が石垣の様に組み合わさっています。

この組み合わせを「アライメント」と言います。

赤いラインが「足首の関節」です。

正常ならピッタリ組み合わさっているアライメントが、内側・外側の靱帯を傷めたことで崩れてしまい、骨がずれてしまっていました。

捻挫してから、2週間もあれば腫れはほとんど無くなるのですが、1ヵ月経っても腫れが残っていたのは、アライメントが崩れたままだったからです。

また、関節の「隙間」は数ミリしかないので、ずれてしまうと骨がぶつかり、関節がスムーズに動かせなくなってしまいます。

最初に関節のアライメントを正しい位置に直すべきだったんですね。

 

捻挫は最初の処置がとても重要です。

正しい処置がされないと、いつまでも痛み・腫れといった症状が引かず、回復もどんどん長引いてしまいます。

自分で判断することはなかなか難しいので、捻挫してしまったら、すぐにご相談ください。

 

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