子供の足首の捻挫
2018年03月29日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)
今週は暖かくていいですね~。
でも、気温が上がり過ぎて桜があっという間に終わりそうです。(^▽^;)
関東は入学式の時期には葉桜になっていそうですね。
さて、今回は「子供の足首の捻挫」についてのお話です。
「子供の捻挫」と「大人の捻挫」は傷め方が違います。
傷めている組織も違うので、当然、処置の仕方も変わってきます。
「足首の捻挫」と一括りにしてしまうと、思わぬ後遺症を残したりするので、大人との違いを説明しますね!
「子供の捻挫」は大人と違う
まずは足首の構造を見てみましょう。
上の図が右足を外側から、下の図が内側から見ています。
前距腓靭帯、踵腓靱帯、内側靱帯は捻挫で傷めやすい靱帯です。
靱帯は骨から骨に付いていて、バラバラにならないように補強しています。
ちなみにこの骨の図は「大人の骨」です。
「子供の骨」をレントゲンで撮影すると、こんな風には写りません。
中学生くらいまでは骨が成長途中であり、軟骨だらけです。
レントゲンは軟骨は写せないので、骨が隙間だらけに見えたりします。
ここが大きな違いになります。
- 大人の骨 → 完成している
- 子供の骨 → 未完成で軟骨が多い
では、捻挫についてお話します。
仮に足首を内向きに捻挫したとします。
こんな捻り方です。
大人の場合は、靱帯が強く引っ張られて靱帯損傷を起こします。
内向きに捻挫した時は、足首の外側を補強している「前距腓靱帯」を傷めやすいですね。(初めの図を参照)
子供の場合は、靱帯損傷も起こしますが、他にも傷めるものがあります。
それは「骨・軟骨」です。
未完成な骨が靱帯に引っ張られて、骨の方が負けてしまい、はく離骨折の様な傷め方をしてしまいます。
イメージは「髪の毛と頭皮」です。
大人は髪の毛(靱帯)が引っ張られたら、髪の毛(靱帯)が切れます。
子供は髪の毛(靱帯)が引っ張られたら、頭皮(骨)が剥がれます。
めっちゃ痛そうですよね。(>_<)
また、靱帯には長さがあるので、靱帯の真ん中を傷めたのか、骨よりを傷めたのかで固定の仕方や電気治療の当て方が変わります。
子供は主に骨なので、真ん中ではなく、どちらかの骨寄りを傷めます。
靱帯なのか?
骨なのか?
真ん中なのか?
端なのか?
少し細かく診るだけでも、これだけの違いがあります。
まして、子供の骨は、これから成長していく段階にあるので、正しく治さないと成長障害も引き起こす可能性もあります。
「足首の捻挫」と一括りにせず、年齢や状態による違いを理解して、早く確実に完治させましょう。
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