胸郭とは?
2018年02月2日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)
ほとんど雪積もらなくて良かったですねーーー。
昨日の雨の降り出しが早くて心配でしたが、もう大丈夫そうです。
ただ気温が低いので、体調は気を付けないといけないですね。(>_<)
さて、今回は「胸郭について」です。
身体を捻る動作があるスポーツにおいて、よく使われる言葉です。
前回の「体幹」と同じく、よく使われるけど間違った解釈になっていることが多い言葉です。
「胸郭が動く」とはどんなことなのか?
お話しますね!
胸郭とは?
まずは「胸郭」とは何か?ですね。
肋骨、胸骨、背骨で構成されている胸~背中の骨格のことを「胸郭」と呼びます。
ワコール ボディブックより引用
肋骨は上から見ると樽の様になっていて、前(胸骨)と後ろ(背骨)でそれぞれ関節になっています。
つまり、「胸郭が動く」とは、肋骨の前後の関節がしっかり動くことを指します。
肋骨の主な機能は「呼吸」です。
ハトの様に胸(肋骨)が膨らむことで肺が膨らみ、空気が入ります。
続いて膨らんだ肋骨を縮ませることで息を吐くことが出来ます。
スポーツの動作で胸郭を動かそうとすると、息を吸って吐くように1本1本の肋骨の関節を順に動かせることが重要になります。
なぜ重要かというと、肋骨の関節を順に動かすことで「身体を捻じる」ことが出来るからです。
野球、ゴルフなどの身体を捻じる動作が多いスポーツおいて、パフォーマンスに大きく影響します。
野球のバッティングで、「インサイドアウト」という動作があります。
「インサイドアウト」はスイング軌道のことで、内側から外側に向かってスイングすることが良いとされます。
バッティングの理想インサイドアウトを身に付けるには?より引用
「インサイドアウト」のスイングをするためには、下半身と上半身の捻じれが必要になります。
タオルを絞ると上と下が逆方向に捻じれますよね?
この捻じれ方をするためには「胸郭」が動くことが必要です。
胸郭が動かないと上半身と下半身が同時に同じ方向に回ってしまいます。
また、スムーズなスイング軌道ができないだけではなく、捻じれのギャップ(反動)から捻じり返すことで大きな力を生み出すので、スイングスピードも落ちてしまいます。
スポーツ動作で「胸郭が動く」とは「肋骨の関節を一つずつ順に動かせること」です。
単純に肋骨の関節が動くだけでは、「しなやかさ」や「下半身の粘り」と表現される動作は出来ません。
技術の問題ではなく、身体の問題でパフォーマンスが落ちていたらもったいないですよね。(^▽^;)
胸郭をしっかり動かせる・使えるようになって、パフォーマンスを上げましょう!
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