捻挫は痛みが引いた後も大事!

2018年04月24日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「捻挫」についてのお話です。

手首や足首、膝など、身体の色々なところを「捻挫」しますが、特に「足首」が最も多く捻挫します。

上半身の捻挫と比べて、足首は体重がかかる分、捻挫した時・その後も気を付けないと、思わぬ後遺症が残ります。

足首の捻挫について、どんなリスクがあるのか、お話していきますね!

 

足首の捻挫

まず、足首の捻挫とは何かというと、「足首を内・外・上・下に捻り、靱帯を傷めること」です。

足首の靱帯を見てみましょう。

上図の骨を繋いでいる白いものが靱帯です。

内側も外側も靱帯だらけですね。(^^;)

骨がバラバラにならないように支えてくれているものが靱帯なので、関節には必ずあります。

ちなみに青いところがそれぞれ「前距腓靱帯」、「踵腓靱帯」と言って、内側に捻る足首の捻挫の時に傷めやすい靱帯です。

 

では、本題に入ります。

足首の様々な関節を支えている「靱帯」が捻挫によって傷んでしまうと、当然関節の安定性が無くなります。

上半身の関節では「動作時の関節の安定」が安定性になりますが、下半身の関節の場合は、「動作+体重を支える時の安定」が安定性になります。

つまり、足首の安定性の低下は体重を支えられない状態になります。

一つ目のリスクが「足の変形」です。

足は地面からの衝撃を吸収できるような形になっているため、捻挫によって安定性が低下すると「偏平足」や「外反母趾」などの足の形が悪くなることにも繋がります。

骨の「ズレ」は治せますが、骨の「変形」は治せないので、一生そのままです。

体重が支えられなかったら、立てないし歩けないじゃん!と思いますよね。

 

関節(骨)の安定性が無いと、体重をどこで支えるかというと、筋肉で支えようとします。

これが二つ目のリスク、「筋肉への過負荷」です。

※赤い部分が筋肉です。足首の周りは筋肉がたくさんあります。

どんなに強い筋肉でも、やはり骨の安定性には負けます。

体感した方が分かりやすいですね。

  1. 膝、股関節を真っすぐ伸ばし、片足で立ってみてください。
  2. 膝、股関節を少し曲げて、片足で立ってみてください。

真っすぐ伸ばした方が安定してましたよね?

重心の垂直上に骨があれば、姿勢は安定します。

また、少し曲げた時は、太ももやふくらはぎに力が入っていた感覚があったと思います。

前後左右にずれてしまうと、筋肉で引っ張って支えるので、筋肉に大きな負担がかかります。

足首で言うと、「ふくらはぎ」や「足の裏」などの筋肉です。

ずーっと力が入り続けるので、肉離れ、アキレス腱炎、足底筋膜炎など、筋肉の障害が起きます。

 

捻挫した後にリハビリをしっかり行わないと、「足の変形」や「筋肉の障害」が起きます。

痛みが引いたから大丈夫と思わず、安定性が戻るまできちんと治しましょう。

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