膝に水が溜まった、、、抜いた方がいい?
2017年12月23日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)
もうすぐクリスマスですね!
パーティーとプレゼントの準備で皆さんお忙しいでしょうか?(^^)
普段食事に気を付けている方もクリスマスの日くらいは、いっぱい食べちゃいますよね。笑
そのあとに調節すれば大丈夫ですよ~。
私もいっぱい食べます。( ̄▽ ̄)
さて、今回は「膝に溜まった水」についてです。
スポーツジムでエクササイズ等を楽しんでいる方から、こんなご相談がありました。
「みんな膝が腫れて水が溜まっているんです。これって抜いたほうがいいですか?」
膝に水が溜まるって、本当によく知られた症状ですよね。
ただ、その正体と対処法については、あまり知られていないので、原因と対処法についてお話します。
膝に水が溜まった!!
膝が痛くなり、腫れている。
水が溜まってる~~。
そもそも「膝の水」って何でしょうか?
NTT東日本より引用
上図は、膝関節を正面から見ています。
膝関節は「関節包」という袋で包まれていて、軟骨を栄養したり、骨と骨が擦れない様に滑りを良くするための潤滑液&栄養剤が入っています。
この潤滑液・栄養剤が「水」です。
つまり、誰でも膝には水が溜まっている状態なんです。
では、膝が腫れて、曲げづらくなっている「膝に水が溜まっている」とは、どういう状態でしょうか?
過度の運動や、膝への衝撃を繰り返し与えると、軟骨や関節包に刺激(負荷)が加わります。
すると、身体は潤滑液を増やして、刺激を減らそうとします。
これが症状としての「膝に水が溜まっている」状態です。
この状態で病院に行くと、「膝の水を抜きましょう」と言われることがあります。
経験ある方もいますよね?
ここでちょっと考えてほしいです。
元々、膝には摩擦を減らしたり、軟骨を栄養するために水が溜まっています。
膝関節に負担が掛かり、刺激を受けている軟骨のために「水」を増やしているのに、水を抜いたらどうなるでしょうか?
より軟骨への刺激が増えますよね?
また、栄養剤の役割もあるのに抜いてしまったら、栄養足りなくなりますよね?
「膝の水」を抜くことで、腫れは無くなりますから、一時的に曲げ伸ばししやすくなります。
しかし、膝関節への刺激は変わらないままなので、また水が溜まります。
刺激を受ける ⇨ 水が溜まる ⇨ 抜く ⇨ 刺激を受ける ⇨ 水が溜まる ・・・・
この繰り返しです。
キリがないですよね。(>_<)
しかも、栄養が減れば軟骨は脆くなるので、変形するリスクが高まります。
繰り返さないためには、刺激を受ける原因を止めるしかありません。
原因には、過度な運動だったり、普段の生活動作であったり、身体のバランスの問題の場合もあります。
予防するには何が原因かを突き止めることが大事です。
「膝の水を抜く」ことは一時の対症療法にしかなりません。
腫れてしまった要因を考えて、原因にあった改善をしましょう。
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