膝の捻挫とは?①
2017年06月22日
こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)
前回、捻挫はいろいろな関節で起こりますと投稿しましたので、
今回は「膝の捻挫」にスポットを当てて、お話します。
膝の捻挫とは?
まず、膝関節の構造からいきましょう。
膝関節は大腿骨(もも)、脛骨(すね)、腓骨(外くるぶし)、膝蓋骨(おさら)で構成されています。
大腿骨と脛骨の面する部分が「膝関節」、大腿骨と膝蓋骨の面する部分が「膝蓋大腿関節」と言います。
今回は大腿骨と脛骨の「膝関節」のお話をします。
膝関節の靱帯にはどのようなものがあるか、下の図をご覧ください。
古東整形外科より引用
膝関節を安定させている靱帯に次の靱帯があります。
- 前十字靱帯 (脛骨が前に行かないように支えている靱帯)
- 後十字靭帯 (脛骨が後ろに行かないように支えている靱帯)
- 内側側副靱帯 (脛骨が外に行かないように支えている靱帯)
- 外側側副靱帯 (脛骨が内に行かないように支えている靱帯)
「前十字靭帯」と「後十字靱帯」は膝の前後の安定性を保っています。
「内側側副靱帯」と「外側側副靱帯」は膝の横の安定性を保っています。
一つずつ見てみましょう。
1.前十字靱帯
前十字靭帯は大腿骨の後方から脛骨の前方にくっついています。
古東整形外科より引用
膝から下が前にズレない様に支えてくれています。
また後十字靭帯とクロス(だから”十字”靱帯)しているので、膝の捻じれも支えています。
・前十字靭帯を捻挫しやすい動作とは?
バスケットでダッシュしていて急にストップした時や、
サッカーなどで切り返しの動きをして膝を内側に捻じった時に受傷しやすいですね。
特に捻じる動作での受傷が多いように感じます。
膝を内側に捻じった時に、つま先は外を向き、太ももは内に入ります。
ニーイン・トゥーアウト(Knee in・toe out)と言いますが、
膝の捻挫において、この捻り方での負傷が多いため、よく使われる言葉です。
・前十字靭帯を捻挫した時の特徴的な症状
前十字靭帯を損傷すると、前方への不安定性が出るため、太ももの筋肉が上手く作用せず、「膝崩れ」といった、階段の下りなどで膝の力が急に抜けてしまう症状が出ます。
また、横に回旋する不安定性も出るため、膝のクッションである半月板を傷めたり、軟骨が擦れて変形を起こしやすくなったりします。
膝の捻挫とは?② に続きます!
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