よくある足首の捻挫とは?

2018年01月10日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

昨日は風がものすごかったです。(>_<)

そのせいか予報よりもあまり暖かく感じず、寒かったですね。

今日は風も落ち着いて晴天なので、寒いですがとても気持ちが良いですね。(^-^)

さて、今回は足首の捻挫についてです。

このブログでも何度か足首の捻挫についてお話していますが、最も起こりやすい足首の捻挫について、あまり詳しくお話していなかったので、

どこをどのように傷めるか?

やまだ接骨院に来院された症例も含めてお話しますね!

 

よくある足首の捻挫とは?

足首の捻挫とは、足の関節を捻ることによって、骨がバラバラにならないように関節を支えている靱帯を傷めてしまうことです。

足首の靱帯にはどんなものがあるか見てみましょう。

「足首 靱帯」の画像検索結果 日本整形外科学会より引用

 

上図は足首を外くるぶし側から見ています。

足首の外側だけでも、これだけ複数の靱帯がありますが、その中で、特に傷めやすい靱帯は「前距腓靭帯」です。

前距腓靭帯は、外くるぶしの骨(腓骨)と足首の真ん中の骨(距骨)を繋いでいて、足首が内向きになることを防いでくれている靱帯です。

内向きに捻るとはこんな感じです。

見るからに痛そうですね。(>_<)

足首の捻挫の9割は、この内向きの捻挫です。

つまり、捻挫した場合はかなりの確率で「前距腓靭帯」を傷めます。

足の捻り方によって、周りにある「前脛腓靱帯」「踵腓靱帯」「後距腓靱帯」なども傷めてしまいます。

では、実際の症例をご紹介します。

10代 男性 前距腓靱帯 捻挫

野球の練習(トレーニング)中に片足ジャンプをしていて、着地の際に足首を内向きに捻り、捻挫。

前距腓靭帯に圧痛、運動痛、腫れ、皮下出血を認める。

練習を休めないとのことで、テーピング固定と悪化する動作を伝え、注意するよう指導。

 

足首を捻挫すると、傷めた靱帯に炎症(痛み、腫れ、熱感)が起きます。

まずは炎症を素早く抑えることが大事です。(炎症は抑えない方が良いという論文もありますが、多くの症例を診た経験上、痛みの緩和が遅いため、やまだ接骨院では抑えます。)

いつまでも放置すると回復がかなり遅れます。
1週間放置したら、1ヵ月遅れると思ってください。

傷めた前距腓靭帯が引っ張られない様に=足首が内向きにならない様に、足首を包帯やテーピングで固定します。

切り傷があったら、傷口が開かない様に絆創膏しますよね?

皮膚で隠れているだけで、捻挫による靱帯損傷も同じです。

傷口が塞がってきたら、少しずつリハビリで弱くなった筋力や関節の可動範囲を取り戻します。

靱帯の修復と筋力、関節の可動範囲が改善したら完治です。

 

捻挫の損傷程度によりますが、傷口が塞がるまでが約1週間完治まで約1ヵ月~2ヶ月です。

捻挫した時に痛みが弱いと様子を見てしまう方が多いですが、前述したとおり放置すると、どんどん回復が遅れます。

様子を見ないで、すぐに受診しましょう。

 

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