捻挫は最初に処置が大事! 

2018年06月25日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「捻挫の処置」についてのお話です。

やまだ接骨院のブログでも何度もお話していますが、やはり捻挫は最初の処置で、その後の回復期間が決まります。

最初の処置が適切ではなかった為に回復が大幅に遅れてしまったケース。

残念ながら同様のケースがありましたので、ご紹介しますね。

捻挫の最初の処置

ご紹介するのは、「足首の捻挫」です。

外出中、段差につまずき足首を捻挫されたそうです。

当日、整形外科に受診し、骨折を疑われたが、画像検査で問題が無かった為、サポーターを巻くように指示され、松葉杖を付いていたそうです。

3日後に再度受診し、もう一度検査したが、やはり骨折は無く、引き続きサポーターで固定し様子を見ましょうとのこと。

さらに2週間して受診したところ、痛みも腫れも引いていなかった為、ギプスで固定しますか?と聞かれたが、時間が経っていたので、しなかったそうです。

結局、痛みが引かず、足首が硬くなり、リハビリも家で行う様に指示されただけで不安りなり、やまだ接骨院へ来院されました。

来院された時点で、約1ヵ月経っていました。

では、問題点を順番にお話していきます。

 

足首の固定が弱い

最初からサポーターによる固定でしたが、1ヵ月経った状態から推測しても、明らかにサポーターでは固定力が足りません。

着脱できるサポーターでは固定しきれません。

最初からギプス・包帯等で、足首が全く動かない様に固定するべきです。

 

関節のズレを治していない

湿布とサポーター以外の処置をしていなかったようですが、足首の関節がズレていました。

捻挫の際に足首の関節がズレてしまうことはよくあります。

骨の組み合わせを治さないまま固定しても、正しい位置に戻っていないので、なかなか回復しません。

 

リハビリ開始が遅い

約1ヵ月経ってから、ようやく痛みと腫れが引いてきたのでリハビリの指示が出ましたが、遅過ぎます。

正しく処置していれば、1~2週間で足首のリハビリは始められます。

足首の筋肉は弱くなり、松葉杖も付いていたので、身体の他の部分にも悪影響が出ていました。

 

来院時の状態から推測して、捻挫から1ヵ月後は、本来なら日常生活にはほとんど支障が無い状態になっているはずです。

正しい処置がされなかったことで、1ヵ月経っても松葉杖歩行な上、リハビリもほとんど開始していない状況でした。

捻挫はやはり最初の処置が大事です。

ただ適切な処置かどうかの判断は難しいと思います。

一つの基準として、「状態と治療の説明」をしてくれるところで治療を受けましょう。

納得できなかったら、別の場所に相談してみましょう。

 

横浜市港南区上大岡・港南中央で接骨院、整骨院、整体、マッサージをお探しの方は、上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

スポーツ障害・外傷から、日常的な慢性疲労、交通事故による「むち打ち」など、原因に合わせて改善していきます。

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捻挫したら足に内出血が! 

2018年05月22日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

最近、気温の上下が激しいですね。
そのせいか、体調を崩す患者さんが多いです。(>_<)

いつが「平年並み」の気温なのか分からないですよね、、、
皆様、体調にはくれぐれもお気をつけください。

さて今回は「捻挫の内出血」についてのお話です。

足首を捻挫した時に、内出血が踵の方に出たりすると、何だろう?と思いますよね。

痛いのは足首なのに踵もぶつけてたのかな、と聞かれますが、実際は違います。

内出血が出る捻挫と出ない捻挫。

その違いについてもお話しますね。

内出血が出る捻挫とは?

まず、捻挫とは、関節を捻ることで、関節を補強している靱帯を傷めてしまうことです。

靱帯は縄のように繊維が束になっています。

捻挫の重症度は3段階で、軽度(靱帯が少し傷つく)、中等度(部分断裂)、重度(完全断裂)の3つに分けられます。

捻挫した際に、靱帯が傷つくことで、血管が切れて出血します。

ただし、先に言ってしまうと、内出血が出る捻挫は「中等度以上」です。

 

 

足首を捻挫したのに、踵の周りに内出血が出ることがあります。

「青あざ」になるので、皆さんビックリして自分で押してみるのですが、痛くありません。

これは捻挫と同時に踵をぶつけたから内出血しているわけではなく、捻挫で傷めた足首の靱帯からの内出血です。

出血が広がっているためです。

軽度の捻挫では、靱帯からそこまで出血しないので、「青あざ」も出ません。

中等度以上になると出血量が多いので、周りにまで広がり、足全体、足の指先の方まで青くなってしまうこともあります。

 

つまり、足首を捻挫して内出血が出ている場合は、軽い捻挫ではないということです。

また、内出血は捻挫した後、すぐには出ません。

2~3日してから出ることがほとんどです。

始めは「腫れ」として見えますが、「かさぶた」になると内出血として分かるようになります。

ちなみに「肉離れ」でも同じことが起きます。

ふくらはぎを肉離れしたのに、足まで内出血が出てくることがあります。

 

捻挫や肉離れの処置はなるべく早く行うことが大事です。

始めに、しっかりと患部を「固定・圧迫」して、傷口が広がらない様にする必要があります。

放置すると、それだけ傷口が塞がるまで時間がかかり、内出血も多く出てしまうので、広範囲で「かさぶた」になってしまいます。

広範囲の内出血は、周りの筋肉の伸び縮みを邪魔してしまいます。

その結果、血液の循環も悪くなり、回復もリハビリ期間も長くなってしまうので、早く処置してもらいましょう。

 

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捻挫は痛みが引いた後も大事!

2018年04月24日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「捻挫」についてのお話です。

手首や足首、膝など、身体の色々なところを「捻挫」しますが、特に「足首」が最も多く捻挫します。

上半身の捻挫と比べて、足首は体重がかかる分、捻挫した時・その後も気を付けないと、思わぬ後遺症が残ります。

足首の捻挫について、どんなリスクがあるのか、お話していきますね!

 

足首の捻挫

まず、足首の捻挫とは何かというと、「足首を内・外・上・下に捻り、靱帯を傷めること」です。

足首の靱帯を見てみましょう。

上図の骨を繋いでいる白いものが靱帯です。

内側も外側も靱帯だらけですね。(^^;)

骨がバラバラにならないように支えてくれているものが靱帯なので、関節には必ずあります。

ちなみに青いところがそれぞれ「前距腓靱帯」、「踵腓靱帯」と言って、内側に捻る足首の捻挫の時に傷めやすい靱帯です。

 

では、本題に入ります。

足首の様々な関節を支えている「靱帯」が捻挫によって傷んでしまうと、当然関節の安定性が無くなります。

上半身の関節では「動作時の関節の安定」が安定性になりますが、下半身の関節の場合は、「動作+体重を支える時の安定」が安定性になります。

つまり、足首の安定性の低下は体重を支えられない状態になります。

一つ目のリスクが「足の変形」です。

足は地面からの衝撃を吸収できるような形になっているため、捻挫によって安定性が低下すると「偏平足」や「外反母趾」などの足の形が悪くなることにも繋がります。

骨の「ズレ」は治せますが、骨の「変形」は治せないので、一生そのままです。

体重が支えられなかったら、立てないし歩けないじゃん!と思いますよね。

 

関節(骨)の安定性が無いと、体重をどこで支えるかというと、筋肉で支えようとします。

これが二つ目のリスク、「筋肉への過負荷」です。

※赤い部分が筋肉です。足首の周りは筋肉がたくさんあります。

どんなに強い筋肉でも、やはり骨の安定性には負けます。

体感した方が分かりやすいですね。

  1. 膝、股関節を真っすぐ伸ばし、片足で立ってみてください。
  2. 膝、股関節を少し曲げて、片足で立ってみてください。

真っすぐ伸ばした方が安定してましたよね?

重心の垂直上に骨があれば、姿勢は安定します。

また、少し曲げた時は、太ももやふくらはぎに力が入っていた感覚があったと思います。

前後左右にずれてしまうと、筋肉で引っ張って支えるので、筋肉に大きな負担がかかります。

足首で言うと、「ふくらはぎ」や「足の裏」などの筋肉です。

ずーっと力が入り続けるので、肉離れ、アキレス腱炎、足底筋膜炎など、筋肉の障害が起きます。

 

捻挫した後にリハビリをしっかり行わないと、「足の変形」や「筋肉の障害」が起きます。

痛みが引いたから大丈夫と思わず、安定性が戻るまできちんと治しましょう。

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2年前の捻挫なのに、まだ痛い(>_<) 

2018年04月6日

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横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今回は「捻挫」についてのお話です。

「捻挫してから何年も経つのに痛い、、、」

「痛みが引いて、また痛くなるを繰り返している」

こんな症状ありませんか?

捻挫はクセになる、痛みが残る、なんて言われますが、実際のところはどうなのか?

足首の捻挫を例にお話しますね!

 

捻挫はクセになる?

先に結論を言ってしまうと、捻挫はクセになりません。

ただし、「正しく治したら」という条件が付きます。

捻挫とは、関節を捻ることで、靱帯・腱・筋肉などの組織を傷めてしまうことです。

傷め具合によりますが、中等度以上のダメージがある靱帯・腱・筋肉は修復はされても再生しません。

「元通りの組織には治らない」ということです。

これが、クセになる、痛みが残ると言われる一つの理由かと思います。

実際は修復されれば痛みは無くなりますし、捻挫がクセになるわけでもありません。

ちなみに骨は元通りに再生します。

では、実際に上大岡やまだ接骨院に来院された足首の捻挫についてお話しますね。

 

10代 女性 港南区 足首を捻挫

2年前に部活動で、足首を捻挫してしまい、病院(整形外科)に受診したが、もう治らないと言われ、湿布等で痛みを抑える処置をしてもらったとのこと。

それから長時間歩くと捻挫したところが痛み、2年経った今でも痛みがあるとのことで、やまだ接骨院に受診されました。

確認すると、足首の外側に痛みがありました。

「踵腓靱帯」「長腓骨筋」の2か所が痛みを感じている部分でした。

※右足を外くるぶし側から見ている図です。

恐らく、最初に捻挫した時には「踵腓靱帯」を傷めていたのだと思います。

ただ、触診すると踵腓靱帯が触れることから、完全断裂ではなく部分断裂だったので、「もう治らない」という判断は適切ではなかったかと思います。

その後のリハビリ等の指示がほとんど無かったようで、ほぼ捻挫は放置していた状態です。

治らないと言われたら、放置してしまいますよね。(>_<)

足首が内向きにならないように補強している「踵腓靱帯」を傷めてしまったことで、足首が内側に捻れやすい状態になっていました。

リハビリで足首の筋力をしっかり強化しておけば良かったのですが、リハビリ不足のため、足首が不安定に(特に内向きに)なり、「長腓骨筋」という筋肉に負担がかかっている状況でした。

捻挫して2年も足首が痛いなんて苦痛ですよね。

正しい処置がされていれば、痛みもなく、生活上何も支障は無かったはずです。

通常、捻挫(靱帯損傷)は約1ヵ月で修復されます。

痛みが引かなかったり繰り返す時は、適切な処置がされず、ずっと痛みが残る可能性があるので早めに受診しましょう。

 

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子供の足首の捻挫 

2018年03月29日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今週は暖かくていいですね~。

でも、気温が上がり過ぎて桜があっという間に終わりそうです。(^▽^;)

関東は入学式の時期には葉桜になっていそうですね。

さて、今回は「子供の足首の捻挫」についてのお話です。

「子供の捻挫」と「大人の捻挫」は傷め方が違います。

傷めている組織も違うので、当然、処置の仕方も変わってきます。

「足首の捻挫」と一括りにしてしまうと、思わぬ後遺症を残したりするので、大人との違いを説明しますね!

 

「子供の捻挫」は大人と違う

まずは足首の構造を見てみましょう。

上の図が右足を外側から、下の図が内側から見ています。

前距腓靭帯、踵腓靱帯、内側靱帯は捻挫で傷めやすい靱帯です。

靱帯は骨から骨に付いていて、バラバラにならないように補強しています。

ちなみにこの骨の図は「大人の骨」です。

「子供の骨」をレントゲンで撮影すると、こんな風には写りません。

中学生くらいまでは骨が成長途中であり、軟骨だらけです。

レントゲンは軟骨は写せないので、骨が隙間だらけに見えたりします。

ここが大きな違いになります。

  • 大人の骨  完成している
  • 子供の骨  未完成で軟骨が多い

では、捻挫についてお話します。

仮に足首を内向きに捻挫したとします。

こんな捻り方です。

大人の場合は、靱帯が強く引っ張られて靱帯損傷を起こします。

内向きに捻挫した時は、足首の外側を補強している「前距腓靱帯」を傷めやすいですね。(初めの図を参照)

子供の場合は、靱帯損傷も起こしますが、他にも傷めるものがあります。

それは骨・軟骨」です。

未完成な骨が靱帯に引っ張られて、骨の方が負けてしまい、はく離骨折の様な傷め方をしてしまいます。

イメージは「髪の毛と頭皮」です。

大人は髪の毛(靱帯)が引っ張られたら、髪の毛(靱帯)が切れます。

子供は髪の毛(靱帯)が引っ張られたら、頭皮(骨)が剥がれます。

めっちゃ痛そうですよね。(>_<)

また、靱帯には長さがあるので、靱帯の真ん中を傷めたのか、骨よりを傷めたのかで固定の仕方や電気治療の当て方が変わります。

子供は主に骨なので、真ん中ではなく、どちらかの骨寄りを傷めます。

靱帯なのか?
骨なのか?
真ん中なのか?
端なのか?

少し細かく診るだけでも、これだけの違いがあります。

まして、子供の骨は、これから成長していく段階にあるので、正しく治さないと成長障害も引き起こす可能性もあります。

「足首の捻挫」と一括りにせず、年齢や状態による違いを理解して、早く確実に完治させましょう。

 

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足首の捻挫

2018年03月8日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

さて、今回は「足首の捻挫」についての症例報告です。

整形外科に受診してから、やまだ接骨院に来院されたケースです。

どんな診断で、どのような処置・指示があり、なぜ整形外科に受診した後に、やまだ接骨院に来院されたのか?

同様のケースは多くありますので、その中の一例をご紹介します。

 

足首の捻挫(症例報告)

・30代 男性 横浜市港南区 フットサル中に足首を捻挫

フットサル中に足首にスライディングを受けて捻挫してしまいました。

捻挫してすぐに整形外科に受診し、捻挫と診断。湿布とサポーターで様子を見るように指示を受けたとのことでした。

その後、約1ヵ月経っても足首の痛みが引かず、再度、整形外科に受診するも同様の指示だったため、フットサルへの復帰に不安を感じ、やまだ接骨院に来院されました。

来院時の主な症状は以下の3つ。

  • 足首の内側と外側に痛み
  • 足首の可動域制限(関節が自由に動かない)
  • 歩いていても痛い
  • 足首の腫れ

状態を確認すると、足首の靱帯損傷と足首の関節アライメントがズレていました。

では、一つずつご説明しますね。

 

1.靱帯損傷

足首の内側の靱帯と外側の靱帯が傷んでいました。

足首の靱帯を図で見てみましょう。

右足首を上の図が外くるぶし側から、下の図が内くるぶし側から見ています。

図の青いところが傷めてしまった靱帯です。(ちなみに白いヒモみたいなものは、ほとんど靱帯です。)

上図では、外側の「前距腓靭帯」「踵腓靱帯」の2つを傷めています。

2つとも足首が内側を向かない様に補強している靱帯ですが、「前距腓靭帯」は斜め方向、「踵腓靱帯」は真横方向を特に補強しています。

下図では、内側の「内側(三角)靱帯」の中の「脛舟部」というところを傷めています。

内側靱帯は足首が外を向かない様に補強していますが、「脛舟部」は斜め方向にも向かない様に補強しています。

 

本来、足首を内側に捻るだけなら外側靱帯のみ捻挫するのですが、この患者さんはスライディングをスネ側に受けたことで、足首の骨が回転してしまい、内側の靱帯まで傷めてしまいました。

 

2.関節アライメント

足首の関節は骨が石垣の様に組み合わさっています。

この組み合わせを「アライメント」と言います。

赤いラインが「足首の関節」です。

正常ならピッタリ組み合わさっているアライメントが、内側・外側の靱帯を傷めたことで崩れてしまい、骨がずれてしまっていました。

捻挫してから、2週間もあれば腫れはほとんど無くなるのですが、1ヵ月経っても腫れが残っていたのは、アライメントが崩れたままだったからです。

また、関節の「隙間」は数ミリしかないので、ずれてしまうと骨がぶつかり、関節がスムーズに動かせなくなってしまいます。

最初に関節のアライメントを正しい位置に直すべきだったんですね。

 

捻挫は最初の処置がとても重要です。

正しい処置がされないと、いつまでも痛み・腫れといった症状が引かず、回復もどんどん長引いてしまいます。

自分で判断することはなかなか難しいので、捻挫してしまったら、すぐにご相談ください。

 

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足首の捻挫の注意点!

2018年01月30日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今週も結局寒いですね~~~。(>_<)

今が一番寒い時期だから仕方ないんですが、私はやっぱり夏が好きです!

熱いーーーって言ってるくらいが好きです! 笑

今回は「捻挫の注意点について」です。

最近、捻挫されて来院される方が多いんです。

旅行先の段差で捻ったり、公園で捻ったり、学校の部活中に捻ったりと理由もそれぞれです。

捻挫してしまった時に注意してほしいことがあるので、お話しますね!

 

捻挫の注意点

これが足首の捻挫です。

足を内側に捻っている、このイラストの捻挫の仕方が最も多いです。

ちなみに足首の靱帯ってどれくらいあると思いますか?

足首の靱帯の図です。↓↓↓↓

左右の足の外側と内側の図ですが、ヒモの様な白いところが全て靱帯です。

思ったよりたくさんありましたか?

関節を補強しているのが靱帯です。

足首(~指まで)には関節がたくさんあるので、足首は靱帯だらけです。

足首を捻挫すると、これらの靱帯が傷むわけです。

では本題です。

「捻挫=靱帯損傷」と考えて頂いて良いのですが、傷め方によっては靱帯損傷+αが起きます。

何かというと、「関節アライメントのズレ」です。

「関節アライメント」って何?ですよね。(^▽^;)

図を見た方が分かりやすいのでもう一度。

関節は骨と骨のつなぎ目ですが、足首は石垣の様に組み合わさって、関節が構成されています。

この組み合わせのことを「関節アライメント」と言います。

少し戻りますが、関節を補強しているのが靱帯です。

捻挫によって靱帯損傷が起きると、関節が不安定になるので、骨と骨の組み合わせ=関節アライメントがズレます。

すごく小さい脱臼だと思ってください。

捻挫後の処置として、この「関節アライメント」を元に戻してから固定することが重要になります。

ズレたままだと、当然ながら傷ついた靱帯が寄らず、離れた状態になってしまうので修復が遅れます。

また、関節の周りを通過する筋肉がつれた様に硬くなり、靱帯自体はある程度修復してきても「つっぱる感覚」や「力が入りづらい」といった違和感が残ります。

足首を通る筋肉 ↓↓↓↓

捻挫の処置において大事なことは、靱帯を修復することだけではありません。

関節アライメントや周りの筋肉、腱、血管など、色々な組織が存在するので、全て考慮した上で処置していくことが重要です。

自己判断で放置してしまうと、回復まで必要以上に時間がかかってしまったり、回復後も痛みや違和感が残ってしまうことがあります。

また、身体の中で唯一、地面に接地している部分ですから、姿勢や歩き方にも悪影響が出ますので、痛みだけで判断せず、しっかり治しましょう。

捻挫に関してはこちらもご覧ください。
やまだ接骨院公式ブログ「捻挫について」
http://yamada-sekkotsu.com/blog/category/%E6%8D%BB%E6%8C%AB/

 

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捻挫したけど痛くないから大丈夫?

2018年01月13日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

二日続けて寒いですね~。(*_*)

受験が始まり、まずはセンター試験があるのに、受験生が体調崩さないといいですけど、、、

インフルエンザも流行っているので、大人も子供も要注意です!

さて、今回は捻挫についてですが、

「捻挫して腫れたけど、それほど痛くなかったから放置してました。」

というお話をよく伺います。

腫れるけど痛みがあまり無いことには理由があります。

もちろん良いことではないので、放置するリスクも含めてお話します。

 

腫れてるけど痛くない捻挫とは

捻挫とは、関節を捻ることによって、関節を支えている靱帯などを傷めてしまうことです。

捻挫をすると、痛み・腫れ・熱感といった症状(炎症)を感じます。

「炎症」は傷めた組織を治すための身体の反応です。

つまり、捻挫して靱帯などの組織を傷めれば必ず出る反応です。

では、捻挫をして腫れてはいるが痛みはあまり感じない、とはどういう状態でしょうか?

それは捻挫する以前の状態にあります。

実際にやまだ接骨院に来院されたケースでお話します。

 

30代 男性 柵を乗り越えて、着地した際に足首を捻挫

柵を乗り越えて足を着こうとした際に、足首を捻って着地したので、体重をかなりかけてしまったとのことでした。

捻った直後は痛みがあったようですが、しばらくすると痛みが引いて腫れが出てきた、とのこと。

状態を確認すると、足首の外側を傷めており、腫れもありました。

ただ、歩いたり曲げたりした時の痛みは、ほとんどありませんでした。

なぜ、捻挫直後だけで痛みが無くなったのでしょうか?

この患者さんの足首の関節は、かなり緩い(不安定)状態でした。

お話を伺うと、学生時代に何回も同じ足を捻挫していたそうです。

捻挫を繰り返していたことで、足首の靱帯がほとんど切れてしまっていたんですね。

 

あまり知られていませんが、靱帯損傷は再生しません。

一度傷つくと元通りではなく、もう少し違う組織で穴埋めされます。

イメージでいうと「かさぶた」みたいな感じですね。

本来の靱帯からすると、弾力性に欠け、伸びた状態になります。

「捻挫はクセになる」と言われる理由の一つです。

 

足首を捻挫しても、傷つくはずの靱帯がすでに無ければ、傷つきようがありません。

靱帯が無いので骨がずれる力が働くため、代わりに骨や関節部分の軟骨のダメージが加わります。

最初の痛みは恐らく関節の痛みです。

幸い骨へのダメージは少なかったので炎症反応も弱く、痛みが引き、腫れが残ったと考えられます。

痛みが無いと大丈夫な感覚になってしまいますが、もちろん大丈夫ではありません。

本来あるべき靱帯が無いということは、脱臼したり骨折するリスクが高くなります。

筋力を強化し身体のバランスを整えて、関節を安定させないと骨の変形も招きます。

 

以前に繰り返し捻挫したことがある方は要注意です。

関節が柔らかい(緩い)と自覚がある方は、関節を安定させるように今からでもトレーニングしましょう。

 

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捻挫してしまった時の応急処置

2018年01月12日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今日は一番の冷え込みのようで、とにかく寒い!(;゚Д゚)

年明けからインフルエンザも流行っていて、要注意ですね。

身体が冷える≠体温が下がると、免疫力が低下します。

逆に言えば、体温が上がると免疫力は高まります。

外からだと、やはりお風呂で湯船にしっかり浸かること、スーパー銭湯とかならサウナも良いですね!(血圧の変化には要注意です)

内からは、ショウガやネギなどを温かいスープに入れると身体が温まります。(^_^)

私もショウガ100%の粉末をお味噌汁に入れてます。

チューブと違い、ショウガ100%なので少しで十分なのですが、たまに量を間違えるとパンチが効いたお味噌汁になります。笑

 

さて、今回は捻挫してしまった時の応急処置についてです。

この頃、捻挫してしまわれる患者さんが増えているので、自分で出来る応急処置をご説明します。

捻挫してしまった時の応急処置

最近は学生、大人関わらず、捻挫してしまう方が多いです。

ちなみに多いのは足首の捻挫です。

捻挫は最初の処置がとても大事なので、捻挫してしまった時に自分で応急処置をする・しないで回復期間がかなり変わってきます。

応急処置の方法を順番にお話しますね。

 

①アイシング(冷やす)

捻挫すると、傷めた箇所に「炎症」という身体の反応が起きます。

身体を治すための反応ですが、痛みを伴うので捻挫直後は抑えるべきです。

氷嚢や保冷材を捻挫した箇所に密着させて15分×2セット(合間10分)アイシングしてください。

「足首 捻挫」の画像検索結果 ケガトモより引用

 

②固定

実は固定が一番大事です。切り傷ができたら、傷口が開かない様に絆創膏したり、深い傷の時は縫ったりしますよね?

捻挫も一緒です。皮膚に隠れて見えないだけで、靱帯などが傷ついています。

それ以上傷口が広がらない様に固定することが、悪化を防ぎます。

包帯やテーピングで、足首なら90度の角度で固定しましょう。

「足首 捻挫」の画像検索結果 快気堂鍼灸院白石より引用

 

③患部を高い位置にする

高い位置とは、心臓より高い位置です。

内出血を起こすので、高い位置にしてあげると出血量や腫れを抑えられます。

「足首 捻挫 挙上」の画像検索結果 白山はりきゅう整骨院より引用

 

以上の処置を行ったら、なるべく安静にして、接骨院や整形外科に受診してください。

捻挫だ!と思ったら、骨折していることもあります。

実際、足首を捻挫したので診てもらえますか?とお問合せ頂き、やまだ接骨院に来院された患者さんで、状態を確認したら骨折だったことがあります。

あくまで目安ですが、捻挫した後に痛みがあっても体重をかけられれば靱帯損傷、体重をかけられない場合は骨折していることが多いです。

もし捻挫だと思って、骨折を放置してしまうと回復が遅れるどころか、骨が変形してしまいます。

変形したら、一生そのままです。

軽度だったら、その方が良いですよね?

重症かどうかの判断は難しいです。
重症だったら受診する、ではなく、様子を見ないですぐに受診しましょう。

 

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よくある足首の捻挫とは?

2018年01月10日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

昨日は風がものすごかったです。(>_<)

そのせいか予報よりもあまり暖かく感じず、寒かったですね。

今日は風も落ち着いて晴天なので、寒いですがとても気持ちが良いですね。(^-^)

さて、今回は足首の捻挫についてです。

このブログでも何度か足首の捻挫についてお話していますが、最も起こりやすい足首の捻挫について、あまり詳しくお話していなかったので、

どこをどのように傷めるか?

やまだ接骨院に来院された症例も含めてお話しますね!

 

よくある足首の捻挫とは?

足首の捻挫とは、足の関節を捻ることによって、骨がバラバラにならないように関節を支えている靱帯を傷めてしまうことです。

足首の靱帯にはどんなものがあるか見てみましょう。

「足首 靱帯」の画像検索結果 日本整形外科学会より引用

 

上図は足首を外くるぶし側から見ています。

足首の外側だけでも、これだけ複数の靱帯がありますが、その中で、特に傷めやすい靱帯は「前距腓靭帯」です。

前距腓靭帯は、外くるぶしの骨(腓骨)と足首の真ん中の骨(距骨)を繋いでいて、足首が内向きになることを防いでくれている靱帯です。

内向きに捻るとはこんな感じです。

見るからに痛そうですね。(>_<)

足首の捻挫の9割は、この内向きの捻挫です。

つまり、捻挫した場合はかなりの確率で「前距腓靭帯」を傷めます。

足の捻り方によって、周りにある「前脛腓靱帯」「踵腓靱帯」「後距腓靱帯」なども傷めてしまいます。

では、実際の症例をご紹介します。

10代 男性 前距腓靱帯 捻挫

野球の練習(トレーニング)中に片足ジャンプをしていて、着地の際に足首を内向きに捻り、捻挫。

前距腓靭帯に圧痛、運動痛、腫れ、皮下出血を認める。

練習を休めないとのことで、テーピング固定と悪化する動作を伝え、注意するよう指導。

 

足首を捻挫すると、傷めた靱帯に炎症(痛み、腫れ、熱感)が起きます。

まずは炎症を素早く抑えることが大事です。(炎症は抑えない方が良いという論文もありますが、多くの症例を診た経験上、痛みの緩和が遅いため、やまだ接骨院では抑えます。)

いつまでも放置すると回復がかなり遅れます。
1週間放置したら、1ヵ月遅れると思ってください。

傷めた前距腓靭帯が引っ張られない様に=足首が内向きにならない様に、足首を包帯やテーピングで固定します。

切り傷があったら、傷口が開かない様に絆創膏しますよね?

皮膚で隠れているだけで、捻挫による靱帯損傷も同じです。

傷口が塞がってきたら、少しずつリハビリで弱くなった筋力や関節の可動範囲を取り戻します。

靱帯の修復と筋力、関節の可動範囲が改善したら完治です。

 

捻挫の損傷程度によりますが、傷口が塞がるまでが約1週間完治まで約1ヵ月~2ヶ月です。

捻挫した時に痛みが弱いと様子を見てしまう方が多いですが、前述したとおり放置すると、どんどん回復が遅れます。

様子を見ないで、すぐに受診しましょう。

 

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