つき指の応急処置

2017年08月16日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

部活、特に球技をしていると、「つき指」って多いですよね(^^;)

つき指や捻挫したときにテーピングでぐるぐる巻きにしたりしますが、それもやり方があります。

やみくもに巻くとかえって良くないこともあるので、今回はつき指についてのお話です。

 

つき指の応急処置

「つき指」って、そもそも何でしょうか?

そこをきちんと理解することから始めましょう。

 

「つき指」とは、何かが指にぶつかり、傷めることです。

「つき指」することで、骨折したり、靱帯を傷めたり、脱臼したりもします。

つまり、傷め方の問題であり、傷めた組織の話ではないんですよね(^^;)

ただ、一般的には指に何かがぶつかり、靱帯などを傷めることが「つき指」として認識されていると思いますので、今回のつき指の応急処置のお話は、「指の靱帯損傷」としてお話します。

 

では、実際にやまだ接骨院に来院された患者さんを例に、説明します。

10代 横浜市在住 男性 中指を物にぶつけて「つき指」

中指のつけ根の関節を傷めていました。

図の青いところ。

手の「こぶし」部分ですね。

手の甲の骨と指の骨を繋いでいる靱帯ですが、どこを傷めても一緒ではありません。

指を曲げるときは「甲側」が緊張し、指を伸ばすときは「腹側」が緊張します。

また、横に倒すときは、それぞれ反対側の靱帯が緊張します。

今回の症例では、どこが傷んでいたかというと、中指の「甲側」と「人差し指側」の靱帯でした。

 

この場合の応急処置はどんなことが必要かというと、まずは「RICE」です。

安静、冷却、圧迫、挙上、のことです。

これを簡易的にできるのがテーピングなどの固定ですが、この患者さんがどのようにテーピングしていたかというと、中指と薬指をぐるぐる巻いていたそうです。

 

さて、思い出してほしいのですが、指の靱帯のどこを傷めていたでしょうか?

傷めていたのは、中指の「甲側」と「人差し指側」です。

なので、指が曲がったり、薬指側に倒れると靱帯の傷口を広げてしまいます。

 

でも、応急処置として行っていたテーピングは中指と薬指をぐるぐる巻いていたので

中指の靱帯の「甲側」も「人差し指側」も固定されていなかったんです。

 

2つの靱帯を固定するにはテーピングで中指と人差し指をつけて巻いて、かつ曲がらない様に固定するべきでした。

 

イメージで、隣の指とくっつけて固定しておくと、安静が保たれるような感覚がありますが、

傷めた部分を押さえられていないと、せっかくの固定も効果が薄れてしまいます。

指の応急処置はどこを傷めているかが大事ですので、もし「つき指」してしまったら、

どうすると痛いかを慎重に確認してみてください。

 

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院では「つき指」や「肉離れ」、「足首の捻挫」などスポーツや日常生活におけるケガに対して、適切に処置します。

もしケガをされてしまった場合は、放置せず、すぐにご連絡ください。

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応急処置について!

2017年05月23日

こんにちは!

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

5月は運動会がある学校や、新入生の部活が本入部になり、

急に技術練習を始めたりと、ケガが増える時期なので、

応急処置についてお話しします!

応急処置について

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さて、ケガの応急処置の基本ですが

「RICE」というのがあります。

結構知られている基本なので、ご存知の方も多いと思いますが 

おさらいしましょう(^_^)

RICEとは

・Rest(安静)

・Ice(冷却)

・Compression(圧迫)

・Elevation(高挙)

のことです。

どのケガでも基本の応急処置はRICEになります。

では、具体的にどんな風に処置するか、それぞれの処置の意味の

解説も加えながら、

足首の捻挫をしてしまった場合を例にしてみましょう。

足首を捻挫してしまったら、まず運動を中止して安静を保つことが当たり前ですが、
重要です。(Rest)

次に氷嚢などで痛めた部分を冷やします。

靭帯や筋肉などを痛めた時に熱感、痛み、腫れといった「炎症」という身体の反応が起きます。

この炎症を抑えるためにICE(冷却)が有効になります。

氷嚢を当てたまま 、仰向けで足を心臓より高い位置まで挙げます。

傷ついた組織から出血するので、出血量を抑えるためにElevation(高挙)します。

最後に包帯やテーピングで圧迫(Compression)し、固定します。

これも出血を抑えるためと安静を保つために行います。

以上が足首の捻挫の場合のRICEになります。

挙上や圧迫など、それぞれなぜ行うのかを理解しているのと

なんとなく行うのでは応急処置としての効果も全然変わってきます。

ケガというのは本当に最初の処置で回復が変わります。自分の目の前で、誰かがケガをしてしまった時に、応急処置をしてあげられるだけで治る期間が変ります。

内出血の量が多い場合は命に関わるようなことだってありえます。

基本のRESTは難しいことではありません。

救急隊のように専門知識や技術が無くても行えることでありながら、

やる・やらないで大きく変わります。

ぜひ、あなたも知識の一つとして覚えておいてください。

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院では突然のケガの場合、

受付時間外でも極力対応させて頂きます。

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