膝の捻挫とは?③

2017年06月24日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

膝の捻挫について、今回が最後です。

前回まで前十字靱帯、後十字靭帯、外側側副靱帯とお話したので、

最後は内側側副靱帯です!

膝の捻挫とは?③

4.内側側副靱帯

大腿骨から脛骨の内側につき、側方の安定性を保っています。

内側の半月板にも接しているため、半月板損傷も合併しやすいです。

 

古東整形外科より引用

 

・内側側副靱帯を捻挫しやすい動作とは?

膝から下が外側に向いてしまった時(外反)に損傷します。

サッカーでパスやシュートをブロックしようとして足が外に持っていかれたり、相手とボールの蹴り合いになり、競り負けた時に外反強制され、受傷します。

サイドステップでの切り返しでも起こります。

 

・内側側副靱帯の特徴的な症状とは?

側方への不安定性が起きます。

膝を外に向ける(外反)動作をすると、膝の内側が開き・痛みを感じます。

ニーイン・トゥアウト(Knee in・toe out)の動作で受傷しやすいため、

半月板や前十字靭帯の損傷を合併することもあるので、注意が必要です。

 

まとめ

膝の捻挫には、前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靱帯・外側側副靱帯がありますが、

それぞれに特徴があります。

中でも、前十字靭帯と内側側副靱帯はその機能や形態から、受傷しやすく、

半月板などの他の組織と合併した、同時受傷が起こりやすい靱帯です。

膝を捻挫してしまったときは、自分の判断で様子を見たりせず、後遺症や続発症を引き起こす可能性があるので、速やかに受診しましょう。

可能な限りご対応いたしますので、休診日や休診時間帯でも、Facebookやホームページの「お問合せ」からメッセージしてください。

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応急処置などもお伝えできますので、お気軽にご相談ください。

 

横浜市港南区上大岡で接骨院、整骨院、整体院をお探しの方、病院に受診してもなかなか治らず特に説明もないまま通院している方、一度、上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

あなたの身体の状態やライフスタイルに合わせて、治癒までに最適なご提案をさせて頂きます。

またスポーツ障害、捻挫、肉離れ、骨折、野球肘、野球肩など、専門の技術と知識で施術させて頂いております。

膝の捻挫とは?②

2017年06月23日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

前回の捻挫①の1.前十字靭帯に続き、今回は後十字靭帯のお話からいきます!

膝の捻挫とは?②

2.後十字靭帯

後十字靭帯は大腿骨の前方から脛骨の後方に向かってくっついています。

 

古東整形外科より引用

 

膝から下が後ろにズレない様に支えてくれているのが後十字靭帯です。

前十字靱帯とクロスしているので、同様に回旋の制御もしてくれますが、

前十字靱帯と比べると、後十字靭帯の方が太く強いため、

比較的、損傷頻度は少ないです。

 

・後十字靭帯を捻挫しやすい動作とは?

ラグビーやアメフトなどのコンタクトスポーツにおいて、タックルの様な衝撃を膝に直接受けると受傷します。

また、交通事故でも膝を車のダッシュボードにぶつけることにより、傷めてしまうこともあります。

 

・後十字靭帯を捻挫した時の特徴的な症状

膝の不安定性は出ますが、特徴としては、膝が後方に「落ち込む」ことです。

仰向けで寝てもらい、膝を45度くらいに曲げると、膝の下の部分の出っ張り(脛骨)が

下に落ち込みます。

受傷直後は腫れが強く出る為、分かりづらいですが、腫れが引いてくると明らかに「落ち込み」が見られることがありますので、傷めたことがある方は確認してみてください。

 

3.外側側副靱帯

外側側副靱帯は大腿骨の外側から腓骨につきます。

 

古東整形外科より引用

 

膝が内に向かないように(内反)、膝の外側の安定性を保っています。

膝を支える4つの靱帯の中では、もっとも傷めにくい靱帯です。

 

・外側側副靭帯を捻挫しやすい動作とは?

後十字靭帯と同じように交通事故やスポーツ中の接触など、強い衝撃を直接受けることで傷めます。

他の靱帯と比べると、捻じることによる損傷は少ないです。

 

外側側副靱帯を捻挫した時の特徴的な症状

膝の外側の安定性が無くなるので、O脚のように外側に開きやすくなります。

また、外側に通るももの筋肉にも負担がかかるようになり、「ランナーズ・ニー」等になりやすくなります。

「ランナーズ・ニー」についてはこちらをチェックしてみてください ↓↓

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膝の捻挫とは?③ に続きます!

横浜市港南区上大岡で接骨院、整骨院、整体院をお探しの方は
上大岡やまだ接骨院までご相談ください。

膝の捻挫やスポーツ障害、野球専門治療を行っております。

膝の捻挫とは?①

2017年06月22日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

前回、捻挫はいろいろな関節で起こりますと投稿しましたので、

今回は「膝の捻挫」にスポットを当てて、お話します。

膝の捻挫とは?

まず、膝関節の構造からいきましょう。

膝関節は大腿骨(もも)、脛骨(すね)、腓骨(外くるぶし)、膝蓋骨(おさら)で構成されています。

大腿骨と脛骨の面する部分が「膝関節」、大腿骨と膝蓋骨の面する部分が「膝蓋大腿関節」と言います。

今回は大腿骨と脛骨の「膝関節」のお話をします。

膝関節の靱帯にはどのようなものがあるか、下の図をご覧ください。

 

古東整形外科より引用

 

膝関節を安定させている靱帯に次の靱帯があります。

  1. 前十字靱帯    (脛骨が前に行かないように支えている靱帯)
  2. 後十字靭帯   (脛骨が後ろに行かないように支えている靱帯)
  3. 内側側副靱帯  (脛骨が外に行かないように支えている靱帯)
  4. 外側側副靱帯  (脛骨が内に行かないように支えている靱帯)

 

「前十字靭帯」と「後十字靱帯」は膝の前後の安定性を保っています。

「内側側副靱帯」と「外側側副靱帯」は膝の横の安定性を保っています。

一つずつ見てみましょう。

1.前十字靱帯

前十字靭帯は大腿骨の後方から脛骨の前方にくっついています。

 

古東整形外科より引用

 

膝から下が前にズレない様に支えてくれています。

また後十字靭帯とクロス(だから”十字”靱帯)しているので、膝の捻じれも支えています。

 

・前十字靭帯を捻挫しやすい動作とは?

バスケットでダッシュしていて急にストップした時や、

サッカーなどで切り返しの動きをして膝を内側に捻じった時に受傷しやすいですね。

特に捻じる動作での受傷が多いように感じます。

膝を内側に捻じった時に、つま先は外を向き、太ももは内に入ります。

ニーイン・トゥーアウト(Knee in・toe out)と言いますが、

膝の捻挫において、この捻り方での負傷が多いため、よく使われる言葉です。

 

・前十字靭帯を捻挫した時の特徴的な症状

前十字靭帯を損傷すると、前方への不安定性が出るため、太ももの筋肉が上手く作用せず、「膝崩れ」といった、階段の下りなどで膝の力が急に抜けてしまう症状が出ます。

また、横に回旋する不安定性も出るため、膝のクッションである半月板を傷めたり、軟骨が擦れて変形を起こしやすくなったりします。

 

膝の捻挫とは?② に続きます!

横浜市港南区上大岡で接骨院、整骨院、整体院をお探しの方は
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膝の捻挫やスポーツ障害、野球専門治療を行っております。


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