野球肘は投げ過ぎが原因?

2017年06月29日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です(^_^)

高校野球の夏の大会がもうすぐ始まりますね!

日本の場合、大半の選手は高校生までで野球が一区切りになります。

野球人生の節目になる大会だからこそ、故障なくやり切ってほしいですね!

そんなわけで、今回のテーマは、、、、

野球肘は投げ過ぎが原因?

少年から大人まで、たくさんの選手を診させて頂いた経験からいうと、

野球肘のほとんどはただの投げ過ぎではありません。

ポイントは「ただの」投げ過ぎではないということですね。

たしかに投げ過ぎはよくありません。しかし、それが一番の原因でしょうか?

野球肘と言っても、内側型や外側型など、いろいろな状態がありますが、

原因については年齢で分けたほうが、分かりやすいかもしれません。

 

少年野球の場合は、大体週に1~2日の練習です。

中学生だとシニアリーグやボーイズリーグ、部活動など、所属で変わりますが、

硬式野球で週に3日、軟式野球(部活)で4~5日ですね。

高校生~大学生になると、硬式野球の場合はほぼ毎日になります。

 

さて、野球肘等の肘の痛みを初めて感じる年代はどこになるかというと、

少年野球の割合がかなり多いと思います。

投げた時に肘が痛いと来院される高校生でも、最初にいつ痛みを感じました?と聞くと、

「小学生の時に痛くて、でも休んでたら痛みは治まったので、その後は投げていました。

最近になってまた肘が痛くなってきて、痛みが強くなってしまったので来ました。」

この話の流れをよく聞きます。

要は、小学生の時に傷めた野球肘が完治していなかった、もしくは

痛みは引いたが野球肘になった要因が改善してなかった、ということです。

要因とは、投げ過ぎになるのでしょうか?

でも、小学生で毎日100球投げることはほとんど無いですよね。

それに同じ練習量をこなしている他の子が野球肘にならないのは不思議じゃありませんか?

つまり投げ過ぎによるものではないということです。

では、何が原因か?

それは「投球フォーム」です。

肘の高さや肩の高さ、股関節の可動範囲や足首の柔軟性の低下などにより、

正しいフォーム(肘への負担が少ないフォーム)で投げられないために傷めていたんです。

休んで痛みが引いたとしても、投球フォームの改善が成されていないまま投げてしまうので

再発を繰り返す結果になってしまいます。

 

いかがでしたか?

まだ野球肘は投げ過ぎのせいだから、休めば良くなると思いますか?

 

小学生で自分の身体を判断するのは難しいです。

少年野球において、子供の身体を守れるのは親と指導者だけです。

あなたのお子さんは大丈夫でしょうか?

肘が痛い、肩が痛い、いつもとフォームが違う、など気づくことはありませんか?

見ていておかしいなと思ったら、まずは聞いてあげてください。

それから、医療機関等に受診して、しっかりケアしてあげましょう。

横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院では野球肘、野球肩のほか、スポーツ障害に対応しております。

お子様の様子がおかしいなと感じたら、まずはご相談ください。