リリースの後に足を引くといい?

2018年01月22日

こんにちは!
横浜市港南区上大岡、やまだ接骨院です。(^_^)

今日は夕方から雪予報、、、

しかも、関東でも積雪なんて言ってます。(;゚Д゚)

数年前に横浜でも大雪になった時は、転倒でケガしてしまう患者さんがたくさん来院されました。

明日の朝が一番危なそうですね。

と言っても、夜には積もっている可能性ありますから、皆さま、通勤通学お気を付けください<m(__)m>

さて、前回に続き、野球の投球動作についてです!

エンゼルス・大谷選手の投球フォームの特徴にボールリリース後4の左足の「引き」があります。

一時期、野球部の患者さんにも結構聞かれました。(^▽^;)

この「引き」の動作には意味があります。

形だけ真似しても意味が無いので、ご説明しますね!

 

ボールリリース後の足の引き

早速ですが、動画見てみましょう。

投球後の左足に注目してください。

大谷翔平 動画 ↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=2dUIhnaxNj0

 

ちなみにダルビッシュも。

ダルビッシュ 動画 ↓↓↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=ccQ_o6R0Se8

 

二人とも、グッと左足を後方に引いていますよね。

ただ、ストレートの時は引きますが、変化球の時にはあまり引きません。

だからか、ストレートの球速を上げるためには「ステップ足を引けばいい」と考えます。

先にお話した学生さんにも「足を引くとスピード上がるんですよね?」と聞かれました。(^▽^;)

そりゃー日本を代表する、本格派の二人のピッチャーがやっている動作なら真似した方がいいと思いますよね。

私も学生だったら、間違いなく真似します。笑

 

では、大谷とダルビッシュは、なぜステップ足を引くのでしょうか?

それは「腕を加速させる距離を長くするため」です。

早いボールを投げる時に必要な要素に、リリースまでの距離があります。

つまり助走です。

幅跳びをする時も、助走が長く取って勢いを付けた方が遠くまで飛べますよね。

 

投球時に下半身から上半身にかけて身体を回旋していくことで、遠心力や反動が起こり、力がボールに加わります。

力をボールに効率よく伝え、ホームベースの方向に投げるために重要になるのが、ステップ足のお尻・もも裏の筋肉です。

臀筋、ハムストリングスなどと呼ばれる筋肉ですが、簡単に言うと、足を後ろに引き上げる働きがあります。

 

投球時に遠心力が働くとかなり手前でリリースしないとホームベースの方向ではなく、バッターの方に投げてしまいます。

下の画像は身体が回っているだけ(回旋)の状態です。

 

臀筋、ハムストリングスが働くことで、下半身を後方に引っ張り、力のベクトル(方向)をホームベース側に向かわせます。

下の画像では、臀筋、ハムストリングスの力で身体の左半身を後ろに引き、右半身が前に出ます。
「回旋」+「前後の直線」の力が働きます。

 

するとリリースポイントが前になり、結果として、腕を加速させる距離が長くなり、球速が上がります。

「臀筋、ハムストリングスが働くこと」が重要であり、「足を引くこと」が重要ではないんです。

力が大きければリリース後に引く現象が起きますが、筋肉が働いていれば引く現象が起きなくても問題ありません。

 

一流スポーツ選手の動作やフォームには意味があります。

なぜその動作が起きるのか?

そこを理解しないまま、ただ真似するだけでは効果はありません。

一流選手の真似をすること自体は良いことなので、せっかくやるなら意味も理解して行いましょう。(^_^)

 

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